「働きながら、通信制大学を卒業まで続けられるのか」
「未経験でIT業界に入ったばかりで、仕事を覚えるだけで精一杯になるんじゃないか」
サイバー大学に入る前、あるいは入った直後に、ここで足が止まる人は多いと思います。
先に結論を言うと、働きながらでもサイバー大学は卒業できます。
しかも、IT業界で働き始めると大学の学びと仕事がつながって、むしろ学習がはかどるようになりました。
やまと私は2020年4月にサイバー大学(IT総合学部)へ入学し、自衛隊在籍中に前半を、未経験で入ったSES企業で後半の大半を進めて、2024年3月に標準4年・124単位で卒業しました。
卒業した月は、ちょうど製造業のDX担当に転職した直後でした。
働きながらの4年間で、いつ・どこに所属していて・どう勉強時間を作っていたのか。
大変だった時期も含めて、この記事で正直に書きます。



働きながらって、実際きつくないですか?



きつい時期はありました。
でも「毎日きっちりやる」より、忙しい時期に止まらない仕組みのほうが大事でした。そこを具体的に話します。
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結論
働きながらでもサイバー大学は卒業できる。
むしろ、実務で学習が加速する。
最初に、いちばん伝えたいことを3つにまとめます。
- 働きながらの卒業は、根性ではなく仕組みで決まる
忙しい時期は履修を引いて、時間が読める時期に攻める。この調整ができるかどうかが大きい。 - IT業界で働き始めると、大学で学んだ言葉が現場でそのまま出てくる
学びと仕事が同じ方向を向くので、勉強が「やらされ」から「確認」に変わる。 - 結果として、自衛隊で座学だけしていた頃より学習効率はむしろ上がった
在職中に卒業するまでの全体スケジュール(自衛隊→SES→製造業DX)
「働きながら卒業」と一言で言っても、私の場合は在学中に所属が3回変わっています。
先に全体像を表にまとめます。
ポイントは、学習の大半はSES時代に進めて、卒業の瞬間は製造業へ転職した直後だったことです。
| 時期 | 所属 | 学習の状況 |
|---|---|---|
| 2020年4月〜2022年3月 | 陸上自衛隊(在籍中に入学) | 入学。前半の基礎・教養・外国語を積み上げ |
| 2022年4月〜2024年1月 | 未経験で入ったSES企業 | 学習の大半(約1年10ヶ月)。専門科目を進める |
| 2024年1月〜3月 | 地方中小の製造業(DX推進) | 転職直後の2024年3月に卒業(標準4年・124単位) |



自衛隊にいる間に、全部終わらせたわけじゃないんですね。



そうですね〜
入学は自衛隊在籍中ですが、単位の大半はSESで働きながらでした。
卒業の時点では、もう製造業に移っていました。
SES時代(学習の大半・約1年10ヶ月)
2022年4月、大学2年を終えた節目で、未経験のSES企業に入りました。
年収は約100万円下がる覚悟での転職でした。
ここから2024年1月までの約1年10ヶ月が、大学の単位をいちばん多く進めた時期です。
最初の数ヶ月は研修と現場で手一杯でしたが、配属された現場が電力会社向けのWeb開発でした。
フロントはVue.js、バックエンドはPythonやJava、基盤はAWS。大学で触れていた内容と重なっている部分が多く、そこから歯車が噛み合い始めます。
大学2年を終えた節目で、なぜ卒業を待たずにSESへ動いたのか。
その判断の詳細は別記事に書いています。


製造業DX転職直後に卒業(2024年)
2024年1月、地方中小の製造業にDX推進担当として転職しました。
サイバー大学を卒業したのは、その2ヶ月後の2024年3月です。
なので正確に言うと、「SESで働きながら卒業した」というより、学習の大半はSES時代に積み上げて、卒業の節目だけが製造業へ移った直後に来た、というのが本当のところです。
在職中の通算で4年。所属は変わっても、学習そのものは途切れさせずに済みました。
未経験SESの最初は、仕事を覚えるだけで大変だった
きれいごとを抜きにすると、SESに入った最初の数ヶ月は、大学どころではありませんでした。
環境構築でつまずく。会議で飛び交う言葉が半分わからない。
定時で帰っても、その日わからなかった単語を調べ直すだけで時間が過ぎていく。
この時期に無理して履修を詰め込んでいたら、たぶんどこかで折れていました。
逆に言えば、止まらなければよかった。
1学期の単位を少なくしても、在籍さえ続いていれば、落ち着いた時期に取り戻せます。実際、慣れてからは少しずつペースを戻していきました。
それでも自衛隊時代より学習効率が上がった理由(実務と直結)
自衛隊にいた頃、サイバー大学の勉強は「将来のための座学」でした。
内容は面白いけれど、使う場面が想像の中にしかない。
だから、どうしても優先順位は仕事や訓練の後回しになりがちでした。
これがSESで働き始めてから、はっきり変わります。
現場で出てきた言葉を大学の講義で学び直す。逆に、大学で学んだ内容が現場で「あれか」と腑に落ちる。
この行き来が起きるようになりました。



たとえば、どんな場面でつながったんですか?



サーバーやデータベースの話ですね。
現場で初めて触ったサービスの裏側を、大学の講義が説明してくれていた。逆に大学の課題が、現場の作業の予習になっていたこともありました。
こうなると、勉強が「やらされる座学」から「仕事の確認作業」に変わります。
同じ1時間の学習でも、頭への残り方がまるで違う。
これが、自衛隊時代より学習効率が上がったと感じる一番の理由です。
そもそも「なぜ自衛官のうちから大学で学ぶのか」を整理した記事も別にあります。
学ぶ意味から迷っている人はこちらもどうぞ。


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働きながら卒業できた、と言える理由(仕組み化・スキマ時間・相乗効果)
振り返ると、卒業まで持っていけたのは、次の3つがかみ合ったからです。
- 仕組み化:忙しい時期は単位を引き、読める時期に攻める
- スキマ時間:講義はスマホで観て、課題作業はPCでまとめてやる
- 相乗効果:学んだ内容と仕事が同じ方向を向いていた
大事なのは、毎日完璧にやることではありませんでした。
忙しい時期に「止まらない」形を先に作っておくこと。これに尽きます。
サイバー大学は最大8年まで在籍できるので、4年で走り切れなくても、6年計画に組み替える余裕があります。
「落とさない・止めない」を優先するほうが、結局は早く卒業に届きました。
具体的な履修ペースの作り方や、忙しい時期に単位を絞る運用は、継続ノウハウの記事に細かくまとめています。


在職中に、副業や資格にも手が広がった
働きながら大学を続けていると、学びが大学の中だけで終わらなくなります。
副業を始めたのも、この時期でした。
正直に書くと、最初から「副業で稼ぐぞ」と計画したわけではありません。
きっかけは2022年の夏、孤独感からオンラインのコミュニティに入ったことでした。周りの話に付いていくうちに自分でも手を動かすようになり、2023年1月に「雪工房」という屋号で開業届を出しています。
資格も、在職中に少しずつ取りました。
- AWS Certified Cloud Practitioner
- DLA Deep Learning for GENERAL(日本ディープラーニング協会)
- Python3エンジニア認定基礎試験
これらは「資格を取ること」自体が目的ではなく、大学や実務で扱った内容の理解度を確認するために受けた、という感覚に近いです。
大学・実務・副業・資格がどうつながっていったかは、別の記事で詳しく書く予定です。
生成AI時代に、AI・ITを体系的に学べる価値
サイバー大学のIT総合学部にはAIテクノロジーコースがあって、基礎数学や統計、Python、機械学習までを順番に学べます。
私が入学した動機も、正直に言えば「AIをちゃんと学びたかった。ついでに学位も取りたかった」でした。
独学だとAIまわりは情報が散らかっていて、何から手をつけるか迷います。
大学のカリキュラムなら、基礎から応用へ順番が守られているので、積み上げで進められました。
今は製造業のDX担当として、生成AIを実際の業務に使っています。
大学で基礎を踏んでいたことが、ここでも効いています。
もし「大学は時間がかかりすぎる、生成AIだけを短期で体系的に学びたい」という人なら、生成AIに特化したスクールという別ルートもあります。
私が通ったのは大学なので、スクールを受講した立場ではありません。あくまで、目的が違う人向けのもう一つの選択肢として挙げておきます。
まとめ:両立は仕組みと相乗効果で成立する
最後に、向き不向きも正直に書いておきます。
同じ「働きながら」でも、続く人と立ち止まりやすい人がいます。
| 働きながら続く人 | 立ち止まりやすい人 |
|---|---|
| 完全オンラインで自分のペースで進められる | 対面で教わらないと進まない |
| 忙しい時期は単位を引く割り切りができる | 毎学期フルで取らないと気が済まない |
| 学んだことを今の仕事や将来に結びつけられる | 学ぶ目的があいまいなまま入る |
| 4〜6年の長い目で計画できる | 1〜2年で終わらせないと続かない |
働きながらでも、サイバー大学は卒業できる(私は標準4年・124単位)。
学習の大半はSES時代に進め、卒業の瞬間は製造業DXへ転職した直後だった。
IT実務が始まると学びと仕事がつながり、学習効率はむしろ上がる。
ただし、完全オンラインで自走できる人向き。向き不向きを見てから決めてほしい。
学費の総額(標準4年で約294万円)と、年収を下げてまで進めた投資をどう回収したかは、別記事で具体的にまとめています。
金額は年度で変わることがあるので、最新は公式の学費ページで確認してください。


「卒業を待ってから動くか、在学中に動くか」で迷っている人は、卒業後に転職した側の話も読んでおくと判断しやすいです。






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\ 大学とは別ルート。生成AIだけ短期で学びたい人向け /
働きながらの卒業は、特別な才能ではなく、止まらない形を先に作れるかどうかで決まります。
そして実務が始まれば、学びはむしろ加速します。
以上、やまとでした。










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