「自衛隊で働きながら、通信制大学を本当に卒業できるのか」
これを検索しているあなたは、たぶん「やりたい気持ちはある。でも続けられる自信がない」という段階だと思います。学費・時間・周囲の目・卒業後の使い道。考え出すと止まらないですよね。
この記事では、自衛隊在職中に通信制大学を検討している人に向けて、両立がきつい理由・続けられる人の条件・大学選びの注意点・卒業後の使い道を、元陸上自衛官の実体験ベースで整理します。
やまと私は2019年に陸上自衛隊へ入隊し、2020年4月にサイバー大学IT総合学部へ並行入学。途中で武器学校行きの話が出て卒業計画が崩れかけ、2022年3月に退職。その後も学習を続けて2024年3月に卒業しました。在籍中だけでも約2年、勤務と学業を並行した経験から、自慢ではなく失敗と再現性の限界まで書きます。
- 両立は簡単ではないが、不可能ではない。能力ではなく準備の質で決まる
- 勤務の繁忙期(検閲・演習・当直・派遣)を前提にした学習計画にする
- 完璧主義を捨て、大学の救済設計を「最後の保険」として残し、前倒しで進める発想を持つ
- 卒業後に「何へつなげるか」を入学前に決めておく
- 履修登録の段階で一斉開講・逐次開講を見て選ぶ。これだけで難易度が一段下がる
結論:両立は「きつい」が「不可能ではない」
最初に、この記事のスタンスを明確にしておきます。
両立できるかどうかは、能力の話ではありません。準備の質と、完璧主義を捨てられるかの話です。
具体的には次の3つの前提が崩れなければ、続けられます。
- 勤務の繁忙期(検閲・演習・当直・派遣)を前提にした学習計画にしておく
- 完璧主義を捨て、大学の救済設計を「最後の保険」として残し、前倒しで進める発想を持つ
- 卒業後に「何へつなげるか」を入学前に決めておく
この3つが崩れると、お金と時間だけが消えて、最後に自信を失います。
この記事の立場
これは「あなたもできます」と励ます記事ではありません。
できる人とできない人の差を、できるだけ正直に整理する記事です。
自衛隊在職中の通信制大学が「きつい」と感じる理由
なぜ「きつい」のか。理由を分解します。私自身の体験を含めて、抽象論にしないで書きます。
検閲・演習・当直・派遣で学習時間が読めない
通信制大学の学習設計は、基本的に「平日夜+週末」を前提にしています。一般の社会人ならそれで成立します。
ですが自衛隊勤務はそれが崩れます。検閲(上級部隊から数日〜数週間にわたって実戦形式の総合試験を受ける期間)に入ると、ネットに繋げず動画講義の受講ができない。当直明けは半日眠って終わる。災害派遣がかかれば、数日〜数週間そちらが優先になります。
私の場合、検閲のスケジュールが事前に出た時点で、サイバー大学の講義配信スケジュールを逆算しました。
サイバー大学は1講義あたり2週間の出席認定期間があり、期末試験までは遅刻受講も可能です。
この仕組みを使って、検閲に入る前に該当期間の動画講義と課題を前倒しで進めるようにしていました。
最初の半年は前倒しの感覚がつかめず焦りましたが、慣れてくると「検閲=事前に終わらせる期間」と捉え方が変わりました。
営内(寮)生活で勉強空間が確保しづらい
陸自の場合、独身者の多くは営内(寮)で生活します。個室ではないケースもあり、自分専用の机に向かって2時間集中、というスタイルはほぼ取れません(私は一応確保できましたが)。
私が机で勉強できない場合は「机での集中時間」ではなく「スマホで動画講義を再生できる時間」を増やす方針でした。風呂上がりにイヤホンで講義を聞く。移動中に倍速で1コマぶん流す。課題(小テスト・レポート・ディスカッション)と期末試験対策は、オフ日の喫茶店で一気に片付ける。そういう散らし方をしないと、平日に勉強時間はほぼゼロになります。
体力消耗と精神消耗の二重負担
自衛隊勤務は、体力消耗が大きい仕事です。それに加えて、3等陸曹を目指す時期は陸曹教育課程の負荷も乗ります。
ここで盲点になるのが「体力以上に、精神の消耗が大きい日がある」ことです。体は動くのに頭が回らない日が、月に数日あります。その日に無理して講義を流しても、内容はほぼ入りません。
「今日は休む」と判断できる人は続きます。「今日も詰める」と意地を張る人は、半年〜1年で燃え尽きます。
同じ立場の仲間が周りにいない孤独
これが、地味だけど一番効きます。通信制大学に通っている自衛官は、同じ部隊に何人もいません。私が現役だった頃も、所属していた板妻駐屯地の中で、サイバー大学に通っている同期は知る限りいませんでした。
「変なやつ」と思われたくない気持ちと、「自分の選択が正しいのか分からない」気持ちが混ざります。これに対しては、SNSや通信制大学のオンライン同期コミュニティで、社会人ながら勉強している人を見るのが、けっこう効きます。自衛官じゃなくていい。働きながら学んでいる人が他にもいる、という事実が支えになります。
両立しやすい人・しにくい人の傾向
両立できる人の特徴を、6つの観点で並べました。
| 観点 | 両立しやすい人 | 両立しにくい人 |
|---|---|---|
| 学習の捉え方 | 完璧主義を捨てている | 100点でないと意味がないと感じる |
| 時間の使い方 | スキマ時間に動画講義を流せる | 机に向かわないと勉強と認めない |
| 周囲との関係 | 上司・先輩に一言伝えている | 営内でひっそりやろうとする |
| 動機の明確さ | 卒業後の使い道を1行で言える | 「とりあえず大卒が欲しい」で止まっている |
| 体調管理 | 検閲・演習明けに無理しない | 検閲・演習明けでも勉強で詰めようとする |
| お金の感覚 | 学費を「投資」と割り切れる | 落とした単位の元を取ろうと焦る |
「向いてない」を判定する前に1学期だけ試す
ここまで読んで「自分は両立しにくい側だな」と思った人へ。1学期だけ試してみることをおすすめします。
通信制大学の多くは、休学制度があります。最初から「4年で卒業する」と決めずに、まず1学期、生活がどう変わるかを試す。それで「無理だ」と感じたら、休学という選択肢もあります。両立できるかは、ほとんどの場合、やってみないと分かりません。
時間管理で現実的に考えるべきこと
「両立しよう」と決めたとして、具体的に何をどう削るか。ここは、自衛隊勤務に特化した考え方が要ります。
平時期と繁忙期で学習量を分ける
一年を均等に勉強するのは、自衛隊勤務では現実的ではありません。検閲期・演習期・派遣期・陸曹教育課程の時期は、勉強量を絞る前提で計画する。代わりに平時期と長期休暇に詰め込む。年間で見て卒業要件が満たせれば、ペース配分はバラついていい、と最初から決めておく方が続きます。
「机に向かう時間」より「動画を見られる時間」を確保する
机で集中できる時間は、自衛隊勤務だと月に20時間も取れないことがあります。一方、スマホで動画を流せる時間は、移動・入浴・洗濯・食事中など、月に40〜60時間は確保できます。
通信制大学を選ぶときは、「動画講義中心か」を最初に確認したほうが、自衛官には合います。テキスト中心の通信制大学は、机確保のハードルが高すぎる場合があります。
検閲期は「前倒しで終わらせる」一択/履修登録の段階で勝負が決まる
サイバー大学のように、学期ごとに最低履修単位数が決まっている通信制大学では、「検閲期だけ完全に休む」は仕組み上ほぼできません。サイバー大学の場合、各学期(春学期=Q1+Q2 / 秋学期=Q3+Q4)で最低8単位の履修登録が義務付けられています(個別事情があれば学校に相談できる場合もあるようですが、原則は8単位)。
ではどうするか。答えは2段構えです。
第1段:履修登録の段階で次の期のスケジュールを予想する
サイバー大学の講義には2つの開講形式があります。
- 一斉開講:学期初めに全15回が一気に配信される(前倒しで進めやすい)
- 逐次開講:毎週1回ずつ順次配信される(前倒しが効かない/週ごとに視聴必須)
自衛官にとってなかなか大変なのは逐次開講です。検閲・演習・派遣で2週間ネットに触れない期間が来た瞬間、その週の配信に対応できず、出席認定期間を消化できなくなります。
なので履修登録のタイミングで、次の期の検閲・演習・派遣の予定をできる範囲で予想し、一斉開講の科目を優先して履修を組むのがコツです。逐次開講の科目は、勤務の見通しが立つ平時期の学期に回す。これだけで両立難易度が一段下がります。
第2段:一斉開講の科目を前倒しで受講する
一斉開講の科目を選んでおけば、検閲・演習・派遣の予定を先にカレンダーにはめ込み、その期間に重なる回を逆算して前倒しで動画視聴と課題を済ませられます。
加えて、サイバー大学には次の3段救済があります。
- 1講義あたり2週間の出席認定期間
- 出席認定期間を過ぎても期末試験までは「遅刻」で受講可能(課題評価から10%程度の減点)
- 期末試験で不合格でも、学期内なら無料で再試験を受けられる(それでも合格しなければ再履修)
「救済があるから後回しでいい」ではなく「救済は最後の保険として残す」設計が現実的です。
通信制大学を選ぶ前に見るべき5つのポイント
ここからは、大学選びの話です。自衛官にとってチェックすべき項目を、優先度順に5つに絞りました。
| 確認項目 | 質問 | 自衛官の注意点 |
|---|---|---|
| 学費 | 卒業までの総額はいくらか | 援護関連で使える制度があるか確認 |
| スクーリング | 通学が必要な日数は年何日か | 検閲・演習・派遣と重ならない時期に集約できるか |
| 試験方式 | 試験は会場かオンラインか | 駐屯地から会場まで物理的に行けるか |
| 卒業率 | 公表されているか/何%か | 「入りやすいが卒業しにくい」を見抜く |
| 専攻 | 自分の出口(IT/公務員/民間)と一致するか | 学位の専攻名が職務経歴書で説明できるか |
学費は「総額」で見る
年額表示に騙されないように、卒業までの総額で計算してください。通学経費(スクーリングの交通費・宿泊費)も合算したほうが、判断ミスが減ります。サイバー大学のように、ほぼフルオンラインで完結する大学は、地方駐屯地勤務の自衛官にとってはコスト面で有利です。詳細はサイバー大学の学費と奨学金の解説記事にまとめています。
スクーリング有無を「先に」確認する
これが一番見落とされます。スクーリングが年に5日ある大学と、フルオンラインで完結する大学では、自衛官にとっての続けやすさが完全に変わります。
私の場合は、サイバー大学を選んだ最大の理由がここでした。スクーリングなしで卒業できる設計が、駐屯地勤務でも崩れにくいと判断したからです。サイバー大学と放送大学のどちらが向くかは、こちらの記事で整理しています。


卒業率を確認する
通信制大学は「入学はしやすいが卒業しにくい」と言われます。公表していない大学もありますが、公表している大学なら必ず確認しておいたほうがいい。卒業率が極端に低い大学は、サポート体制が弱い可能性があります。
公式情報は変動するため、各大学の公式サイトで最新値を確認してください。※公式の最新情報を必ず確認してください。
学歴よりも大事な「卒業後の使い道」
これは、入学前に決めておかないと、後で大きく後悔します。
大卒資格そのものより「学習を続けた事実」が効く
転職市場で評価されるのは、「学位」より「在職中に学習を続けた事実」のほうです。特にIT系・製造業のDX担当・地方公務員などは、学習継続力と自走力が問われる職場が多く、自衛隊経験との組み合わせで語れると強くなります。
通信制大学卒が転職に効くかどうかは、こちらの記事も参考にしてください。


退職後の進路別の使い道
ざっくり整理すると、出口別にこう変わります。
- 公務員系(市役所・県庁・警察・消防):大卒区分での受験資格が広がる
- 民間製造業のDX担当・技術職:高卒採用枠から脱出しやすくなる
- IT系(SES・自社開発):学位より学習内容が問われるが、「大学で学んだ」が語れる
- 教員・公務系専門職:分野によっては必須要件になる
「学位が出口の必須要件か」「あったほうが有利程度か」「ほぼ関係ないか」のどれに該当するかを、入学前に確認してください。
「学位 × 自衛隊経験」を1行で語れるか
職務経歴書で、こう書ければ強い。
自衛隊在籍中に通信制大学(◯◯学部)で学習を継続し、◯年に卒業。退職後は◯◯業界で◯◯の経験を積んでいる。
この1行が書ける構造になっているか。これが「卒業後の使い道」の核心です。
サイバー大学並行入学・2024年3月卒業のリアル
ここからは私個人の体験です。一般論ではなく、ひとりの元自衛官のサンプルとして読んでください。
入学を決めた動機と最初の半年で起きた誤算
私がサイバー大学に入学したのは2020年4月、自衛隊2年目の春です。動機は2つありました。1つは、高卒のまま終わりたくないという気持ち。もう1つは、自衛隊を辞めた後にITの道に進むなら、20代のうちに学位と知識をそろえておきたいという計算でした。
正直に書くと、入学した直後の半年は、ほとんど計算通りに進みませんでした。オンライン講義はあるけれど、営内で集中して見られる時間が想定の半分以下。課題に使える土日は、当直や訓練でつぶれる週もあった。「これ、続くのか」と毎月思っていました。
サイバー大学の制度を自衛隊スケジュールに当てはめた話
入学して半年ほどで、自衛隊勤務との両立は「気合」では絶対に続かないと気づきました。気合だけでやろうとすると、検閲が来た瞬間に積みます。
そこで、サイバー大学の制度を細かく調べ直しました。分かったのは次の5つです。
- 各学期(春学期・秋学期)で最低8単位の履修登録は原則外せない
- 1講義は「動画視聴(1回15分の動画を複数章)+小テスト・レポート・ディスカッション+期末試験」で構成され、動画には2週間の出席認定期間がある
- 出席認定期間を過ぎても、期末試験までは遅刻として受講可能(課題評価から10%程度の減点)
- 期末試験で不合格でも、学期内なら無料で再試験を受けられる(それでも合格しなければ再履修)
- 講義には「一斉開講」と「逐次開講」があり、自衛官は一斉開講を優先したほうが圧倒的に前倒し戦略が効く
ここから、自衛隊スケジュールに当てはめる発想に切り替えました。具体的なやり方は3つです。
- 履修登録のタイミングで、次の期の検閲・演習・派遣の予定をできる範囲で予想し、一斉開講の科目を優先して履修を組む
- 年間のクォーター開始日と、自衛隊の検閲・演習・派遣・当直の予定を1枚のカレンダーで突き合わせる。検閲期に重なる講義は、クォーター開始直後の平時期に前倒しで動画視聴と課題を済ませる
- 当直明けの平日は15分単位の動画だけ進める/長期休暇は溜まった課題と期末試験対策に充てる
この設計に従って4年間運用した結果、自衛隊在籍中も退職後も、単位を1つも落とすことなく卒業まで到達しました。陸曹教育を受けていた時期も、コロナ禍で前例のないスケジュールでしたが、休日をうまく使って最低8単位を維持しました。



誤解されたくないので書いておくと、「すごい根性で乗り切った」話ではないんです。むしろ逆で、履修登録の段階で開講形式を見て、制度の救済設計を先に読み解いて、自分の自衛隊スケジュールに当てはめただけ。サイバー大学に「一斉開講の選択肢」「2週間出席認定期間」「期末まで遅刻受講可」「学期内の再試験」という設計が用意されていたから、この戦略が成立しました。
武器学校行きで卒業計画が崩れかけ、退職を決断するまで
3年目に入った頃、武器学校行きの話が出てきました。陸曹の後期教育に当たるやつです。自衛隊員としては自然な流れでした。
ただ、武器学校に行くと、サイバー大学の学習時間が物理的に取れなくなる見込みでした。4年で卒業する計画が崩れます。
ここで自分に問い直したのは、「自衛隊を続けるのが目的か」「サイバー大学を卒業するのが目的か」でした。迷いました。3等陸曹に上がったばかりで、辞めるには惜しい時期だったからです。
最終的に、2022年3月に自衛隊を退職しました。退職理由は表向き「キャリアチェンジ」でしたが、本当の理由は「大学卒業計画を死守したかった」です。
退職後はSES企業に転職し、年収は100万円下がりました。それでも、大学を卒業するという当初の計画を最後まで通したかった。結果として、2024年3月にサイバー大学を卒業しました。
体験談から読者向けの判断軸を抽出する
ここまで読んで、「これは自分には当てはまらない」と感じた人もいると思います。それで構いません。私の選択は、再現性が低い部分も多いからです。
ただ、抽出できる判断軸が3つあります。
- 「自衛隊を続ける」と「大学を卒業する」のどちらが優先かを、最初に決めておく。両方を同時に最大化できる時期は短い
- 「検閲期にも単位を維持できるか」は、選んだ大学の救済設計と開講形式の選び方でほぼ決まる。サイバー大学のように「一斉開講の選択肢」「出席認定期間2週間」「期末まで遅刻受講可」「学期内の再試験」という多段階の設計がある大学なら、履修登録段階で一斉開講を優先し、前倒し運用するだけで自衛隊勤務中も単位を維持できる。これらが弱い大学は、自衛官には構造的に向かない
- 退職を選ぶときは、退職後の年収ダウンと、その先の回収期間を計算しておく。私は1〜2年でSES経験を積み、製造業DXの道に進めたから回収できたが、誰にでも同じ道があるわけではない
この3つの判断軸を、入学前か入学直後に自分の言葉で言語化できると、続けやすくなります。サイバー大学が高卒社会人にどうハマるかは、こちらの記事でも整理しています。


自衛隊在職中に学び直すメリット
体験談を一般化して、メリット側も整理します。
退職後のキャリアの選択肢が広がる
これは事実です。自衛隊出身者の再就職は、援護施策の力もあって製造業・運送・警備などに偏りがちですが、通信制大学を卒業しておくと、IT系・公務員系・地方の中規模製造業のDX担当など、選択肢の幅が一段広がります。
自衛隊の生涯設計・援護施策と組み合わせて考える
防衛省・自衛隊側にも、退職時の再就職援護施策があります。詳細は防衛省・自衛隊の再就職援護ページで公式情報を確認してください。学び直しと援護を組み合わせて考えると、退職後の打ち手が増えます。※公式の最新情報を必ず確認してください。
「学び続けられる人」という事実そのものの価値
採用面接で評価されるのは、学位ではなく「学び続けられる人」という事実です。特に20代後半以降のキャリアでは、自走力・継続力が問われる場面が増えます。在職中に通信制大学を卒業した、という事実は、その自走力の証明になります。
注意点:誰にでもすすめられる選択ではない
正直に書きます。この記事を読んでも、通信制大学に行かないほうがいい人もいます。
- 学費を奨学金や教育ローンで全額借入でまかなおうとしている
- 「卒業すれば年収が上がる」前提で計画している
- 検閲・演習・派遣・陸曹教育で本務がきつい時期に、休学を選べない
借金してまで通信制大学に行くべきではない
学費を奨学金や教育ローンで全額まかなおうとする場合、卒業後の年収見込みと返済計画を必ず立ててください。通信制大学卒の初年度年収は、新卒大卒の平均を必ず上回るわけではありません。「卒業すれば年収が上がる」前提で借金をすると、後で苦しくなります。
「学歴が変われば人生が変わる」と期待しすぎない
学位は、選択肢を広げる「カード1枚」です。そのカードを使う場所(業界・職種・タイミング)を自分で設計しないと、ただ持っているだけの紙になります。
自衛隊の本務が崩れるなら、いったん大学を休む
通信制大学のほとんどは、休学制度があります。検閲・演習・派遣・陸曹教育・体調不良で本務がきつい時期は、無理して単位を取らずに休学する。再開してから卒業する。これでも問題ありません。両立は「同時並行」だけが正解ではないです。
よくある質問
まとめ:両立できるかは「準備の質」で決まる
長くなったので、最後にまとめます。両立できるかは、能力ではなく準備で決まります。
- 卒業までに想定される総費用を計算した
- 卒業後にどんな職種・業界に出たいかを1行で言える
- 検閲・演習・派遣で1学期まるごと勉強できない時期があることを前提にしている
- 選んだ大学の救済設計(出席認定期間・遅刻受講可・再試験など)と開講形式(一斉/逐次)を確認した
- 家族・パートナー(いれば)に学費と時間の計画を共有した
- 1〜2年で辞めることになっても後悔しないかを自分に聞いた
この6つにチェックがつけば、続けられる確率はかなり上がります。
両立は簡単ではありません。でも、不可能でもありません。私自身、途中で計画が崩れ、退職という選択肢を取った人間です。それでも、入学を決めたあの判断は、いま振り返って間違いではなかったと思っています。
最新の制度や生涯設計の動向は、令和7年版防衛白書も合わせて確認すると、判断材料が増えます。
※公式の最新情報を必ず確認してください。
迷っている人は、まず1学期だけ、生活を変えてみてください。答えは、たぶんやってみた後にしか見えません。
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