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サイバー大学 卒業を後悔しないために|卒業した私が入学前に知りたかったこと

「サイバー大学を卒業して後悔した」という声を検索で見かけて、入学を迷っている方は多いと思います。4年間で150万円以上の学費を払って、卒業しても「結局何も変わらなかった」となったら確かに辛いですよね。

結論から書きます。私はサイバー大学IT総合学部を2024年に4年で卒業し、現在27歳で製造業のDX推進担当をしています。率直に言うと、私は卒業したこと自体を後悔していません。ただし、卒業後に明らかに後悔する人と、満足している人は分かれます。その差は「在学中にどう動いたか」でほぼ決まる、というのが私の体験から導いた結論です。

この記事では、卒業した立場から「どういう人が卒業後に後悔するか」を逆説的に整理し、入学前に抑えておくと後悔を減らせるポイントを体験ベースで書きます。卒業後の進路全体のリアルについては別記事にまとめているので、背景を知りたい方はそちらも合わせて読んでいただければと思います。

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目次

サイバー大学を卒業して後悔したか — 私の結論

卒業から約2年が経った現時点で、私の実感を先に出しておきます。学費・時間・機会損失を含めたトータルで見て、「入学しなければよかった」と思ったことは一度もありません。理由を2行に絞るとこうです。

  • 学んだPython・AI・クラウド系の知識が、現職のMES開発でそのまま使えている
  • 「高卒」のまま止まらず、転職時の応募資格で足切りされる場面を回避できた

ただし、この答えは「私の使い方ではそうだった」というだけで、全員に当てはまる保証はありません。実際のところ、同じサイバー大学を卒業しても「払っただけだった」と感じている人は一定数いると思います。次のセクションで、後悔につながりやすい典型パターンを整理します。

サイバー大学卒業で後悔しやすい3パターン

後悔している声を観察していると、3つのパターンに集約できます。自分がこのどれかに入っていないか、入学前に一度立ち止まって考えておくのが現実的です。

卒業後に後悔しやすい3パターン
  • パターンA:学位だけ取って動かなかった人
    4年間、講義の消化だけに終始し、実務経験・アウトプット・人脈のいずれも積まなかったケース。卒業証書だけでは職は動きません
  • パターンB:費用対効果を読み違えた人
    「学位を取れば年収が自動で上がる」と期待していたが、卒業後に職種を変えなかったため学費回収の見通しが立たないケース
  • パターンC:学部選択ミスで専攻が活きなかった人
    IT総合学部を選んだのに、卒業後は全く関係ない職種に戻った。あるいはコース選択とキャリア志向がズレていたケース

3つとも共通しているのは、「学位そのものに期待値を置きすぎて、在学中の行動設計を軽視した」という構図です。サイバー大学の学位は、現実的には「採用の土俵に乗るためのパスポート」であって、合否を直接決めるのは在学中に積んだ中身のほうです。ここを取り違えると、卒業後に「何のために4年使ったのだろう」という感覚に陥りやすくなります。

逆に「卒業してよかった」と感じる瞬間

一方で、私自身が「卒業しておいてよかった」と実感した場面は、けっこう具体的に思い浮かびます。個人の体験に偏る点は先に断っておきますが、参考になると思うので5つに分けて書きます。

やまとが「卒業してよかった」と感じた5つの瞬間
  • 転職時の応募書類で足切りされなかった
    「大卒以上」要件の求人に書類を通せた。高卒のままだったら読まれずに弾かれていた可能性が高い
  • 面接で「自走力の根拠」として語れた
    働きながら4年で卒業した事実が、口頭の自己PRではなく「動かぬ実績」として伝わった
  • 本業のDX推進でPython・サーバー・PMの知識が直接効いた
    座学で先に枠組みを入れていたので、現場で起きていることを言語化しやすかった
  • 副業の取引先との信用が上がった
    「IT総合学部卒」という事実だけで、初対面での信頼コストが下がる場面が何度かあった
  • 「学歴コンプ」が自分の中から消えた
    これは実利ではないけれど、地味に効く。過去の自分に対する言い訳が1つ減った

並べてみると、1・2・4は「学位があること」で得たもの、3は「学んだ中身」で得たもの、5は「卒業したこと」で得たもの、という3層構造になっています。現実的には、この3層のうちどれかが自分の動機と噛み合っていれば、卒業後に大きく後悔する確率は下がります。

後悔と満足を分ける5つの分岐点

ここまでのパターンを時系列に並べ直すと、「どこで判断を誤ると後悔するか」がはっきり見えてきます。入学前から卒業後までの5つの分岐点を、自分がどこに立っているかを意識しながら読んでみてください。

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分岐点1:入学前 — 「何を得たいか」を言語化したか

ゴールが「大卒資格が欲しい」なのか「ITスキルが欲しい」なのか「職種を変えたい」なのかで、在学中の動き方が全く変わります。60点でいいので、入学前に一行で書けるレベルまで落としておくと、4年間の判断がブレません。私の場合は「手に職のない自衛官から、IT職に転換する」でした。

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分岐点2:入学1〜2年目 — 学習を継続できる生活を組めたか

サイバー大学の卒業率は約75.9%(推定)で、4人に1人は4年で卒業できていません。ここで詰まる最大の理由は「学力」ではなく「生活設計」です。仕事・家庭・体調の波で勉強時間が削られる時期が必ず来ます。続きは別記事に書いているので、学習継続の現実が気になる方は合わせて読んでみてください。

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分岐点3:在学中の転職・アウトプット判断

在学中に実務接点やアウトプットを作れるか、ここが後悔するかどうかを大きく左右します。私は2年終了時点でSES企業へ転職したことで、卒業時点で「2年の実務経験」を持てました。GitHub・Zenn・受託・転職のいずれでもよく、形は問いません。ただ、4年を講義だけで消化すると、卒業証書と新卒ハンデだけが残ります。

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分岐点4:卒業直前 — 次の進路の手札を持っているか

卒業後に動き出すか、卒業前に動き出すかで、進路決定のスピードが半年〜1年単位で変わります。私は卒業前のタイミングで地元の地方中小製造業からDX推進担当のオファーを受けて転職しました。在学中に転職して実務経験を積んでいたからこそ、卒業証書を「次の転職の後押し」として使えた、という順序です。

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分岐点5:卒業後の動き方 — 学びを職務に繋ぎ直せたか

卒業はゴールではなく、接続作業のスタートです。私の場合は、学部で履修したPython・AIの知識を、現職のMES開発に意識的にぶつけ直すことで「4年間の学びが活きている」実感を作っています。逆にここを放置すると、2〜3年で「結局座学だけだった」という感覚に逆流しやすくなります。

後悔を避けるために入学前にやるべきこと3つ

分岐点を並べた後で振り返ると、実は「入学前の準備」でかなりの部分が予防できるのが分かります。完璧な計画は不要です。現実的に、この3つを済ませてから入学するだけで、後悔する確率はかなり下がるはずです。

  • ゴールを一行で書き出す(例:「現職の製造業でDXを担当できる立場に移る」)
  • 4年分の生活設計を紙に書く(収入源・学費の支払い計画・週の勉強時間・家族の協力体制)
  • 公式の資料請求で学部構成と学費を一次ソースで確認する(第三者サイトの情報は古い可能性があるため)

とくに3つ目は地味ですが大事です。私が入学した当時から学部構成も科目も変わっています。通信制大学の比較記事は更新が追いつかないことも多いので、検討段階で一度は一次ソースに触れておくと、入学後の「聞いていた話と違う」を避けやすくなります。

サイバー大学 卒業 後悔に関するよくある質問

学費は卒業後に本当に回収できますか?

回収できるかどうかは、卒業後に職種を変えるかで大きく変わります。私の場合、卒業前のSES時代と現職DX推進担当で年収が約100万円上がったので、おおよそ4〜5年で回収できる見込みです。逆に同じ職種に留まるなら、回収は難しい前提で判断したほうが現実的です。

「やめとけ」と言われるのは後悔する人が多いからですか?

「やめとけ」論の多くは、在学せず卒業もしていない第三者の意見です。実際のところ、卒業後の満足度は「在学中にどう動いたか」で分かれるので、万人にやめとけとは言えません。一方で、学位だけを期待して入学するつもりなら、確かにコストに見合わない可能性は高いです。

履歴書で通信制とバレたら評価が下がりませんか?

正式名称が「サイバー大学」なので、履歴書で通信制であることは伝わります。私の場合、隠す必要を感じたことはなく、「働きながら4年で卒業した」という事実をそのまま強みとして説明してきました。面接官から学習スタイルや時間管理について好意的に質問される場面のほうが多かったです。

学歴コンプは卒業すれば本当に消えますか?

私の実感では、完全には消えませんが、かなり軽くなります。消えない部分は「四大卒の中でのサイバー大学の位置づけ」に対するモヤモヤで、これは卒業しても残ります。一方で「高卒のまま何もしなかった自分」に対する罪悪感は明確に消えました。この差は思った以上に大きい感覚です。

在学中に「やめておけばよかった」と思ったらどう判断すべきですか?

まず「退学」と「休学」の違いを把握したうえで、1学期単位で見直すのが現実的です。私の場合も2年目のある時期に「もう無理かも」と感じた局面がありました。そのときは講義のペースを落として、実務側の手応えに軸足を移したことで乗り切れました。生活全体が傾くくらい負荷が高いなら、撤退判断も選択肢に入れて構わないと思います。

まとめ — 後悔するかどうかは「在学中の手札」で決まる

サイバー大学を卒業して後悔するかどうかは、卒業時点ではなく、入学前の動機設計と在学中の動き方でほぼ決まります。学位そのものに過剰な期待を置かず、在学中に実務経験・アウトプット・人脈のどれかを積み上げられれば、卒業後に「払っただけだった」という感覚には陥りにくいはずです。

卒業後の進路全体のサンプルは「サイバー大学を卒業した私のリアルな進路|27歳でDX推進担当になるまで」に、4年で卒業するまでの実務面の難しさについては「サイバー大学の卒業は難しい?社会人で4年卒業した私が詰まった3つのポイント」にまとめています。高卒から遠回りしてIT職へ移った経緯そのものが気になる方は「【実体験】高卒で就職→兼業学生→SE。遠回りしたからわかったこと」も参考になると思います。

入学をまだ迷っている段階なら、まずは公式の資料請求で最新の学費・学部構成を一次ソースで確認してみてください。私が入学した当時と現在ではカリキュラムも変わっています。「入学前に知っておきたかった情報」を先に手元に揃えておくだけで、4年後に後悔する確率は確実に下げられるはずです。

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