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自衛官が在隊中にIT職を目指す学習の順番|三つの区切りで進める

在隊中のIT学習、三つの区切りで進める順番
目次

はじめに

こんにちは、やまとです🏂
ITの仕事に移りたいけれど、何から学ぶか迷う陸曹の人へ。
それは「学ぶ量が足りない」のではなく、
「順番が決まっていない」だけかもしれません。
読むと、申し出る前に終えることが分かります。
勤務の忙しさを前提にした、三つの区切りで案内します。

私は、申し出の前から準備を始めました

私は陸上自衛隊で車両整備をしていました。
最終階級は3等陸曹です。

2020年4月に、在隊中のままサイバー大学へ入学しました。
そして2022年3月31日に退職しました。
翌日からSES企業で働き始めています。

退職を申し出てから転職先が決まるまでは、約1か月半です。
こう書くと速く見えるかもしれません。
でも、準備は申し出の2年前から始めていました。

ここで、先にお伝えしておくことがあります。
勤務の忙しさや時期は、人によって違います。

だから、私の順番をなぞるより、あなたの勤務に合わせて組み直せる形にしました。
そこで、勤務の制約を前提にした順番を、公的な資料と一緒に整理しました。

「学んだ量」より「説明できる成果」で決めます

「知識が増えた状態」と「説明できる成果がある状態」の対比図

在隊中の学習で迷う人は、教材の数を数えがちです。
どの本を読んだか、どの講座を終えたかを気にしがちです。

でも、転職の場で聞かれるのは教材の数ではありません。
私はそう考えています。
聞かれるのは、何ができるようになったかと、
それをどう説明できるかです。

ここで、2つの状態を分けて考えてみます。
知識が増えた状態と、
説明できる成果がある状態です。

知識が増えた状態は、自分では手応えがあります。
でも、応募書類や面接では、相手に伝わりにくいんですよね。

説明できる成果があれば、話は変わります。
「これを、この期間で、こう作りました」と、順番に話せます。

つまずいた点と、直した点まで話せれば、さらに伝わります。
自衛隊で担った役割も、成果と並べると説明しやすくなります。

私が検索で確かめた範囲では、
在隊中の自衛官向けに順番を示した記事は見えませんでした。
資格の順番やスクールの体験談の話が、多く見えました。

だから、この記事では順番をこう決めます。

退職を申し出る前に、説明できる成果を1つ作っておく。

在隊中の学習を、三つの区切りで進めます

ここからは、勤務の制約を前提にした提案例です。
私がこの順でやった、という記録ではありません。

期間は目安で、短くても長くてもかまいません。
進める順に、三つの区切りと、並べて確かめる制度を1つ紹介します。

最初の三か月、次の半年、申し出る前の三つの区切りの流れ図

最初の三か月は、学ぶ範囲と使える時間を決める

最初にやるのは、勉強ではありません。
決めることです。

まず、目指す仕事を1つ仮に決めます。
「ITの仕事」は、作る人、動かす人、つなぐ人と幅があります。

仮でいいので、1つに絞ってみてください。
言語や用語、開発環境の全体像は、次の記事で整理しています。

次に、使える時間を決めます。
在隊中は、演習や当直、災害派遣で勉強が止まる時期があります。

なので、止まる時期を最初から予定に入れておきます。
たとえば、平日は短く、休日にまとめて、というふうにです。

忙しい時期は、進めようとしなくてかまいません。
忘れない程度に、触れておけば十分です。

資格を使うなら、ITパスポートのような入口の資格があります。
ただ、資格が目的になると次へ進めなくなります。

大学で学ぶことも選択肢です。
合うかどうかは、次の記事で判断の材料を並べています。

次の半年で、小さなものを一つ作る

土台ができたら、小さなものを1つ作ります。
ここが、いちばん大事な区切りです。

作るものは、小さくてかまいません。
たとえば、自分の勉強記録を整理する簡単なツールです。
公開して差し支えのないものにします。

注意してほしいのは、職務で知った情報を入れないことです。
部隊や装備、業務に関わる内容は使いません。
成果物にも説明にも入れません。

作る途中で、必ずつまずきます。
つまずいた点と、どう直したかは、メモに残しておいてください。

あとで説明するときに、いちばん使える材料になります。
動かないものを直した話は、完成品より伝わることもあります。

申し出る前に、説明できる形にする

作ったものができたら、説明できる形に整えます。
話す内容は、次の4つだけで足ります。

何のために作ったか。
どう作ったか。
どこでつまずいて、どう直したか。
次に直したい点はどこか。

この4つを、紙に1枚で書いてみてください。
書けたら、転職の準備で使える材料がそろったことになります。

ここまでを、退職を申し出る前に終えておきます。
申し出た後は、手続きと転職活動で時間が取りにくいからです。

申し出から退職までの流れは、次の記事にまとめています。

整えた成果を、応募書類でどう説明するか。
転職エージェントにどう相談するか。
その進め方は、次の記事にあります。

退職の経路から迷うなら、こちらを先に読んでみてください。

援護の職業訓練は、自分の計画と並べて確かめる

ここで、援護の職業訓練にも触れておきます。

令和8年版の防衛白書は、退職自衛官の職業訓練を充実させると書いています。
再就職に役立つ資格を取る研修を、課目に追加することとしています。
大学や専門学校などの講習も、同じく追加することとしています。
私は2026年10月28日に、この記述を確かめました。

ただ、白書の流れ図で確かめられたのは任期制の隊員の流れです。
陸曹の中途退職で使えるかは、資料だけでは分かりませんでした。

なので、断定はしません。
所属の援護の窓口で、次のように聞いてみてください。

「在職中に受けられる職業訓練や通信教育はありますか」
「定年の前に辞める場合も、対象になりますか」

制度の最新の内容は、防衛省と地方協力本部の公式情報で確かめてください。
使えると分かったら、自分の計画と並べて使います。
使えないと分かっても、三つの区切りはそのまま進められます。

大事なのは、制度の答えを待って計画を止めないことです。

おわりに

申し出の2年前の私に声をかけるなら、こう伝えます。
教材を増やす前に、説明できる成果を1つ作ろう、と。

あなたは、いま何から学べばいいか迷っているかもしれません。
でも、迷っているのは、順番がまだ決まっていないだけです。

まず、目指す仕事を1つ仮に決めること。
次に、小さなものを1つ作ること。

在隊中の時間は、限られています。
だからこそ、順番を決めた人から、前に進めます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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