「副業で何をやるのが、自分にとって一番筋がいいんだろう」
最近、Claudeとかなり長くやりとりしながら、生まれてから今までの自分史を作りました。
進路、転職、価値観、読書、家族のこと、仕事でしんどかったこと、これからどうしたいか。
きれいな経歴書ではなく、かなり泥くさい棚卸しです。
その自分史をもとに「副業でどう稼いでいくのが自然か」を相談した結果、最後に残ったのがブログでした。
この記事では、現場仕事、学び直し、IT転職、副業準備を行き来してきた私の視点から、自分史を作ったら、なぜ副業の答えがブログに近づいたのかを整理します。
やまと私は工業高校(電子機械科)を出て、大手楽器メーカー、陸上自衛隊、SES企業、地方中小の製造業(アルミダイカスト)を経験してきました。今は製造業のDX推進担当として働きながら、雪工房の事業として「しごとえらび」ブログを育てています。
- 自分史は、過去をきれいに見せる作業ではなく、選択のクセを見つける作業
- Claudeとの対話で見えたのは、私のキャリアが「計画」と「偶然」のミックスだったこと
- 副業選びでは、今すぐ高単価を狙うより、経験を資産化できる形が合っていた
- ブログは、過去の経験、現在の行動、未来の事業づくりを同じ場所に積み上げられる
- だから今は、ブログを「稼ぐ装置」ではなく、自分の判断軸を公開していく場所として育てる
先に断っておくと、これは「ブログなら誰でも稼げる」という話ではありません。
むしろ逆で、すぐお金になる副業だけを見れば、ブログはかなり遠回りです。
それでも、私にはこの遠回りが合っていると感じました。理由は、過去の出来事を並べてみたら、ずっと「経験を言葉にして次につなげる」ことで道を作ってきたからです。
自分史を作ろうと思ったきっかけ
副業の方向性を考えるとき、最初はもっと普通に考えていました。
- HP制作をやるか
- 小さなWebアプリを作るか
- AI活用の支援をするか
- 技術記事をもっと書くか
- ブログを事業として育てるか
どれも選択肢としてはありました。実際、私はPython / FastAPI / Next.jsなどを使って業務アプリを作っていますし、個人開発も続けています。
だから「作れるもの」で考えると、候補はそれなりに出てくるんですよね。
でも、そこで一度止まりました。
作れるものと、続けられるものは違うからです。
副業は、技術だけで決まりません。本
業との相性、生活リズム、性格、過去の経験、誰に何を届けたいか。
そこを見ないまま「今稼げそうなもの」に飛びつくと、たぶん続かない。
そこで、いったん自分の人生を全部棚卸しすることにしました。
生まれた頃から、進路、家庭環境、野球、工業高校、就職、自衛隊、通信制大学、IT転職、製造業DX、副業の開業届、今のブログまで。かなり大きめの棚卸しです。
Claudeとやったのは「答え探し」ではなく「棚卸し」だった
Claudeにいきなり「何の副業が向いていますか?」と聞いたわけではありません。
やったことは、もっと地味です。
過去の出来事をひとつずつ出して、そこにどんな価値観が隠れていたのかを一緒に見ていく作業でした。
小学校、中学校、工業高校、就職、自衛隊、大学、IT転職、副業開始、現在の仕事まで、印象に残っている出来事をまず全部並べました。
「なぜその選択をしたのか」「何を避けたかったのか」「どんな環境だと力が出るのか」を、出来事ごとに言語化しました。
HP制作、個人開発、AI支援、ブログなどの候補を、収益性だけでなく「続けやすさ」「経験の活かしやすさ」で見直しました。
最終的に、2026年度はHP制作事業と「しごとえらび」ブログの2軸。ただしブログは、SEO・AIO・WordPress運営の土台作りを優先する方針にしました。
ここで大事だったのは、Claudeを「正解を出してくれる先生」みたいに扱わなかったことです。
むしろ、過去の出来事を投げたときに、自分では見落としていた共通点を返してくれる壁打ち相手として使いました。



たとえば「工業高校、自衛隊、サイバー大学、SES、製造業DX」だけ見るとバラバラです。でも、全部に共通していたのは「現場で得たものを、次の場所で使える形に変換している」ことでした。
出てきた軸は「計画」と「偶然」のミックスだった
自分史を作って一番はっきりしたのは、私のキャリアがずっと計画と偶然のミックスで進んでいたことです。
小さい頃に読んだ本から「技術を持つ側に回りたい」と思い、工業高校へ進みました。
これは計画です。けれど、就職活動では狙っていた会社の求人がなく、進路指導の先生の薦めで大手楽器メーカーへ入りました。
これは偶然です。
自衛隊に入ったのも、最初から一直線で決めていたわけではありません。
弟が偶然もらった募集の案内がきっかけでした。ただ、入ってからは車両整備の仕事に向き合い、サイバー大学にも入学しました。
そして、武器学校行きが見えてきたとき、卒業計画が崩れる可能性が出てきた。
そこで、私は大学卒業を優先して退職し、SES企業へ進みました。
この流れだけ見ると、かなり遠回りです。
でも、自分史として並べると、遠回りではなく環境に合わせて戦略を修正してきた記録に見えてきました。
flowchart TD
A["過去の出来事を棚卸し"] --> B["価値観を抽出"]
B --> C["副業候補を比較"]
C --> D{"経験を資産化できるか"}
D -->|しにくい| E["単発案件として検討"]
D -->|しやすい| F["ブログに蓄積"]
F --> G["読者の判断材料になる"]
G --> H["事業の信用にもつながる"]
style F fill:#dff,stroke:#0a8
style H fill:#eef,stroke:#88a
この「計画して、偶然にぶつかって、修正する」という流れは、仕事選びだけでなく副業にもそのまま当てはまります。
副業も、最初に決めた計画どおりには進まないはずです。
だからこそ、最初から完璧なビジネスモデルを作るより、修正しながら積み上がる場所を持つ方が合っている。そこでブログが残りました。
副業で「どう稼ぐか」を考えたとき、ブログが残った理由
正直、短期で稼ぐだけならブログは最短ではありません。
すぐ売上を作るなら、HP制作の営業をしたり、既存のスキルで小さな受託案件を取ったり、知人経由で業務改善の相談を受けたりする方が早いです。
厚生労働省も副業・兼業に関するガイドラインを公開しており、制度面でも副業は以前より語られやすくなっています。
ただ、自分史を見たとき、私が一番長く続けてきたのは「売り込み」ではありませんでした。
- 現場で起きたことを観察する
- 自分なりに仕組みを理解する
- 経験を言葉にする
- 次の選択に使える判断軸へ変える
これをずっとやってきました。
工業高校で資格を取ったときも、自衛隊で学科や体力錬成に向き合ったときも、サイバー大学で学び直したときも、製造業DXで業務を言語化していくときも。
つまり私にとってブログは、単なる集客チャネルではなく、自分がずっとやってきた「経験の言語化」を、読者に渡せる形にする場所なんです。
このブログではすでに、高卒から自衛隊・大学・IT・製造業DXへつながった自分史や、Claude Codeで自分の棚卸しから動き出す方法も書いています。




今回の記事は、そのさらに内側の話です。
ブログなら、過去・現在・未来を同じ場所に積める
ブログに行き着いた理由は、もうひとつあります。
それは、ブログが過去・現在・未来を同じ場所に置けるメディアだからです。
- 過去
-
工業高校、自衛隊、サイバー大学、SES企業、
製造業DXなど、これまでの経験を記事にできる。 - 現在
-
ClaudeやWordPressを使いながら、
ブログ運営、SEO、AIO、
HP制作の土台を作っている過程を残せる。 - 未来
-
会社員と個人事業の二刀流をどう作るか、
2030年ごろにどちらへ比重を置くか、
その判断材料を積み上げられる。
HP制作や受託案件は、売上にはなりやすいかもしれません。
でも、案件が終われば基本的にはそこで一区切りです。
一方でブログは、1本の記事がすぐお金にならなくても、後から何度も意味を持ちます。読者に読まれる。自分の考えが整理される。相談を受けたときに「この話はここに書いてあります」と渡せる。新しい記事の内部リンクにもなる。
現場仕事からITに移った話なら、製造業DX担当が未経験から最初にやった作業の言語化につながります。学び直しなら、自衛隊からサイバー大学を卒業した話につながります。




こうやって記事同士がつながっていく感覚が、自分のキャリアそのものに近いんですよね。バラバラに見える経験を、あとから線でつなぐ。
今やろうとしている行動
自分史を作って、ブログに行き着いた。じゃあ、今すぐ何をするのか。
今やろうとしているのは、派手なことではありません。
- 自分史シリーズを増やして、経験の土台を公開する
- 現場仕事、学び直し、AI活用、副業準備をつなぐ記事を作る
- WordPress運営、SEO、AIO、内部リンク設計を実践で覚える
- HP制作事業は焦って拡大せず、ブログ運営の知見と接続する
- 「会社員を辞めるため」ではなく、会社員でも独立でも選べる状態を作る
文部科学省も社会人の学び直しに関する情報を出していますが、学び直しは「学校に通うこと」だけではないと思っています。自分の経験を整理して、次の行動に変えることも、かなり実践的な学び直しです。
ブログは、その学び直しを公開しながら進められる場所です。
もちろん、収益化も考えています。アフィリエイト、広告、HP制作への相談導線、教材やテンプレート化。将来的な選択肢はいくつかあります。
でも今は、いきなり「稼げる記事」を量産する段階ではない。まずは自分が何者で、どんな経験から語っているのかを、読者にちゃんと見える形にする段階です。



ここを飛ばして収益記事だけ書くと、たぶん自分でも苦しくなるんですよね。だから、まずは「この人は何を経験して、何を考えているのか」が残る記事を増やしていきます。
自分史は、過去をきれいに飾る作業じゃない
自分史というと、少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも、やってみて思ったのは、自分史は「すごい人生でした」と見せるためのものではないということです。
むしろ、逆でした。
うまくいかなかったこと、選べなかったこと、偶然に流されたこと、あとから考えると無駄に見えたこと。
そういうものを並べてみると、意外と今の行動につながる材料が残っていました。
- 工業高校に進んだこと。
- 大手楽器メーカーで社会人基礎を学んだこと。
- 自衛隊で整備と学科に向き合ったこと。
- サイバー大学を卒業するために戦略を修正したこと。
- SES企業で年収ダウンを受け入れてIT実務に入ったこと。
- 地方中小の製造業でDX推進をしていること。
全部が一直線ではありません。
だけど、全部が完全に無関係でもありませんでした。
だから私は今、ブログを書いています。過去の出来事を、今悩んでいる誰かの判断材料に変えるために。
自分史は、過去を飾るためではなく、これからの行動を決めるために作るものだと感じています。
よくある質問
この記事のまとめ
- 自分史は、過去の美談ではなく、選択のクセを見つけるために作る
- Claudeは正解を出す相手ではなく、出来事を整理する壁打ち相手として使う
- 私のキャリアは、計画と偶然を何度も修正しながら進んできた
- ブログは、経験を言葉にして読者の判断材料へ変えられる場所
- 今は「すぐ稼ぐ」より、しごとえらびの土台になる記事を積み上げる段階
自分史を作ってみると、過去の出来事が急にきれいな物語になるわけではありません。
でも、「なぜ自分はこの選択をしたのか」「どんな偶然に助けられたのか」「次にどう修正するのか」は、かなり見えやすくなります。
私の場合、その先にあったのがブログでした。
たぶん、これからも計画どおりには進まないと思います。
それでも、起きたことを言葉にして残しておけば、また次の修正ができます。
しごとえらびは、その修正の記録として育てていきます。
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