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サイバー大学の学びをIT転職につなぐポートフォリオの作り方

サイバー大学の学びをIT転職につなぐポートフォリオの作り方

大学でプログラミングを学びながら、「転職で見せられる作品も作りたい」と考えていませんか?
でも、仕事と授業で忙しいのに、さらに何か作るのは大変ですよね😅

そんなときは、今の授業で学んだことを使って、小さな作品を作るところから始めてみましょう!

Webの基礎を学んでいるなら、学習した内容を一覧で見られるページが題材になります📝

最初から入力も保存もできるアプリを目指さなくて大丈夫です。
まずは表示できるところまで作って、何を作ったのか説明を添えてみます😊

目次

授業で学んだことを、どう作品にすればいい?

転職の準備で出てくる「ポートフォリオ」は、自分の作品と、その内容や工夫をまとめたものです。

ポートフォリオは、学習記録のページなどの作品と、作った理由・使い方・工夫を書いた説明の2つでできていることを示す図

たとえば、「HTMLを勉強しました」と伝える場面を考えてみてください🤔
それだけだと、どこまで作れるのかは分かりにくいですよね、、、

自作のページがあれば、「学習記録を見返せるように、見出しと一覧を作りました」と画面を見せて説明できます。

「HTMLを勉強しました」と言葉だけで伝える場合と、学習記録のページを見せて作ったところを説明する場合の違いを示す図

学んだ科目名に加えて、自分で試したことも伝えられるわけです!

ただ、授業で分かった内容でも、いざ作ると手が止まることはあります😅
文字が思った位置に出なかったり、どこを直せばいいか分からなかったり、、、

そこで分からなかった箇所を、授業に戻って復習してみましょう💪
「何となく分かる」から「自分で使って説明できる」へ進めるために、個人制作を使います!

大学で仕組みを学ぶこと、個人で作ること、職場で納期や担当を調整して働くことは、それぞれ違います。
応募書類では「個人制作」と書き、自分で担当した範囲を伝えてください。

なお、すべてのIT求人でWebアプリが必要なわけではありません。
作品の提出条件は応募先によって違うので、求人の確認や転職相談は、完成前から進めて構いません。

まずは、興味のある仕事と授業を見比べよう

いきなり作り始める前に、気になる求人を1件開いてみてください。
見るのは、仕事内容・応募条件・歓迎する経験です。

「エンジニア」という名前だけでは、実際にする仕事が分からないこともあります。
Web画面を作りたいのか、サーバーやネットワークの運用に関わりたいのかで、準備する内容も変わります。

Web画面の開発に興味があるなら、授業で学んだHTMLやCSSを使う作品が考えられます。
HTMLはページの構造を記述し、CSSは文字の大きさや余白など、見た目を整えるために使います。

まだ職種を選べない場合は、大学のキャリア相談で仕事内容の違いを聞いてからでも大丈夫です。
作る題材を決めるための相談として使ってみましょう。

履修している科目から、使えそうなものを選ぼう

サイバー大学の科目を使うなら、たとえば次のように考えられます👇
大学が指定した課題ではなく、授業の知識を自分で使ってみるための制作例です。

学ぶ科目自分で取り組む例
Web入門学習した内容を一覧で見られるページを作ります。
Pythonプログラミング入門自分で用意した学習時間のデータを合計する処理を作ります。
プロジェクトマネジメント入門制作の作業を分け、予定と実際に使った時間を比べます。

2026年度春学期のWeb入門では、HTML・CSSなどの基礎を扱っています。
Pythonプログラミング入門では、基本構文やファイル入出力などを学びます。
データの読み込み方が分からなければ、授業を復習し、使うファイル形式に合わせて調べてみてください。

プロジェクトマネジメントは、目的に向けて作業や日程、人などを管理することです。
同大学の入門科目では、その基礎や情報システム開発の計画を扱っています。
個人制作でも、「予定より時間がかかった作業」を記録すると、次の予定を考える材料になります。

この3科目を全部取る必要はありません。
今学んでいる内容に合うものを選び、WebとPythonの両方を一度に作ろうとしなくていいんです。

履修前には、自分に適用されるカリキュラムと対象学期のシラバスを確認してください。
ここで参照したのは、2026年度春学期の公開情報です。大学の教育情報・シラバス案内から確認できます。

同学期のWeb入門は「インターネット入門」の単位修得を推奨しています。
Pythonプログラミング入門では「プログラミング入門」の単位修得が推奨されています。
必須条件と推奨条件は分けて読み、実習環境利用料などの追加費用も確認しましょう。

学習記録のページなら、まずは表示だけ作ってみよう

ここからは、Web開発に興味がある方に向けて、学習記録のページを例に進めます。

「何を勉強したか、あとから見返せるようにしたい」と考えてみましょう。
最初に必要なのは、日付・学習内容・時間を読めることです。

入力フォームや会員登録も付けたくなりますが、まずは表示までにしておきましょう。
機能を増やすと、作る時間だけでなく、動きを確かめる時間も増えるんですよね😅

サンプルを2件、ページに並べてみる

動作確認用に、次のような架空の学習記録を用意します。

架空の学習記録の例

9月1日|HTMLの見出しを練習しました。|30分
9月2日|CSSで余白を調整しました。|20分

授業で学んだHTMLを使って見出しと記録を置き、CSSで文字の大きさや余白を整えてみてください。

ページを開いて、2件の日付・内容・時間が読めれば、最初の表示は確認できました!
続けてブラウザーの幅を狭くし、文字が重なったり、内容がはみ出したりしないか見てみましょう。

幅を狭くしたときだけ崩れるなら、CSSで指定した幅や余白を見直してみます。
原因が分からなければ、いったん次のようにメモを残してください。

確認メモの例

試したこと:ブラウザーの幅を狭くしました。
期待した結果:日付・内容・時間をすべて読める状態です。
実際の結果:時間の表示が画面の外にはみ出します。
次に調べること:一覧に指定した幅を確認します。

これがあれば、質問するときに状況を伝えやすくなります。
週末に再開するときも、「何をしていたんだっけ?」から調べ直さずに済みますよ😊

表示を確かめたら、作った理由と使い方を書き添えます。
ここまでで、表示だけの版はいったん完成です。
採用に必要な完成度は応募先によって違いますが、自分の学習を振り返る区切りにはできます。

入力や集計は、あとから1つずつ

次に入力処理を学びたくなったら、日付や時間を入力して一覧に追加する機能を考えます。
合計を出してみたいなら、学習時間を足し合わせる処理が次の候補です。

こうした動きをWebページに付けるには、JavaScriptなどの追加学習が必要になります。
JavaScriptは、入力に応じて画面を変えるような処理に使えるプログラミング言語です。

今週は入力欄を作り、次の週に空欄のときの動きを確かめる、という分け方でも構いません。
「一覧に追加できた」と「保存できた」は別なので、再読み込みしたときも試してみてください。

保存機能がなければ、入力内容が消えることがあります。
その場合は「ページを再読み込みすると入力内容は消えます」と、作品の説明に書いておきましょう。
できることと、まだできないことが分かれば、作った範囲を正確に伝えられます。

公開するデータは自分で用意する

授業のスライドや課題文、大学が提供したプログラムを、そのまま公開してよいとは限りません。
サイバー大学の規約では、大学提供情報の権利と利用範囲を定めています。
権利者の承諾なしに、私的使用の範囲を超えて掲載・転送する行為などは制限されています。学生専用システム利用規約・第20条

今回のように、題材とサンプルデータは自分で用意してください。
授業に提出した作品を使う場合は、教材や提供コードが含まれていないか、科目の指示に制限がないかを確認します。
判断できなければ、公開前に大学へ確認しましょう。

勤務先の資料や実際の顧客データも、制作には使いません。
架空の記録であれば、仕事の情報を持ち出さずに動作を試せます。

仕事と授業で忙しい週は、どう進める?

作るものが決まると、早く完成させたくなりますよね。
ただ、毎晩の予定を制作で埋める前に、大学の課題と休む時間も確保しておきましょう。

先にカレンダーへ入れるのは、仕事・通勤・家事・睡眠の予定です。
次に受講・課題・試験準備の時間を入れ、予定が変わったときの余裕も残します。
そのあとに使える時間で、今週の制作量を決めてみてください。

「授業は90分」だけでは見積もれない

大学の案内では、1回の授業は動画約60分と課題約30分で、合計90分程度です。
動画は章ごとに分けて受講できます。オンライン学習の進め方

ただ、この90分を終えれば、その科目の勉強が全部終わるわけではありません。
分からなかった箇所の見直しや、予習・復習にも時間を使います。

たとえば、2026年度春学期のWeb入門は、時間外学習として予習・復習それぞれ2時間程度を案内しています。Web入門の時間外学習

ここを入れずに制作の予定を組むと、「課題だけで予定の時間を使ってしまった」となりやすいんですよね。
まずは1週間、受講・課題・復習に実際に使った時間を記録してみましょう。
制作に使える時間が思ったより少なければ、作る機能を減らします。

週2時間取れるなら、作業を3回に分けてみる

生活と大学の予定を確保したあとに、制作へ2時間使える週があったとします。
その場合は、たとえば次のように分けられます。

  • 平日の30分で、学習記録を2件表示します。
  • 別の日の30分で、余白や文字の大きさを調整します。
  • 週末の60分で、狭い画面での表示を試し、説明を書きます。

これは時間の割り振り例なので、この時間内に完成しなくても問題ありません。
調べているうちに30分になったら、分かったことと次に試すことを残して、その日は終わりにします。

「あと少しで直りそう」と思うと、切り上げにくいんですよね😅
でも、続きから始められるメモがあれば、翌日へ回しやすくなります。

試験前は制作を休み、残業が増えた週は完成予定を後ろへずらしましょう。
入力や保存など、追加予定だった機能を見送る方法もあります。

大学の課題まで遅れ始めたら、まず機能追加を止めます。
次学期の履修量も調整したい場合は、大学へ相談してください。
履修量や在学期間を変える際は、卒業予定と費用への影響を確認する必要があります。

転職直後も、新しい仕事を覚える分だけ負担が増えます。
転職前と同じ制作量を続ける前提にせず、仕事と大学の様子を見て組み直しましょう。

履修の組み方から考えたい方は、サイバー大学の履修登録ガイドも参考にしてください。
実際の履修条件は、登録する学期の大学案内で確認します。

作れたら、初めて見る人向けに説明を添えよう

表示できたページに、短い説明を付けてみましょう。
まずは「何のために作ったか」「どう使うか」「何ができるか」が伝われば、作品を見てもらいやすくなります。

その説明をまとめる文書が、READMEです。
GitHubの公式案内でも、READMEで作品の内容や使い方などを伝えられると説明しています。GitHub公式のREADME案内

GitHubは、コードや変更履歴を管理・共有するサービスです。
利用するときは公開範囲を確認し、他人の資料やパスワードなどを含めないようにしてください。

説明は、自分が作った範囲で書けばOK

表示だけの学習記録ページなら、次のように書けます👇
ファイル名や機能は、自分の作品に合わせて変えてください。

READMEの例

目的:学んだ内容を日付順に見返すために作りました。
使い方:index.htmlをブラウザーで開きます。
できること:あらかじめ用意した学習記録を一覧表示します。
使った技術:HTMLで構造を作り、CSSで見た目を整えました。
未対応の機能:入力と保存は、まだ実装していません。

このあとに、自分が工夫した箇所と、実際に確認した結果を足します。
「スマートフォンでも確認しました」と書くのは、本当にその端末で試してからです。
ブラウザーの幅を変えただけなら、どのブラウザーで幅を変えて確認したのかを書きましょう。

入力機能を付けた場合は、空欄や負の数も試してみます。
たとえば空欄で追加したときに合計が崩れたら、その操作と修正内容をメモします。
直したあとに同じ操作を試し、正しい数値を入れた場合も動くか確かめてください。

「どこを直したか」を話してみよう

説明を書けたら、画面を見ながら、困った箇所と直し方を声に出してみましょう。
「狭い画面ではみ出したので、幅の指定を見直しました」のように、操作と変更をセットで話します。

うまく説明できない部分があっても、そこで確認し直せば大丈夫です。
自分で説明できないまま、完成したことにしないのが大事なんです。

AIにコード作成や修正を手伝ってもらった場合も、どこに使ったかを説明に残します。
提案されたコードは自分で動作を確かめ、理解できていない部分は調べ直してください。

作品の提出方法は、応募先の指定に合わせましょう。
公開URLが必要なのか、コードや画面の資料でよいのかを確認してから用意します。

今週やることを1枚に書いて、相談にも使ってみよう

最後に、自分の予定へ当てはめてみましょう😊
メモを開いて、次の例を自分の状況に置き換えてみてください。

今週の予定メモの例

希望する仕事:Web画面の開発に関わりたいです。
今の学習:Web入門でHTMLとCSSを学んでいます。
作るもの:学習記録を一覧表示するページです。
今週やること:2件表示して、狭い画面でも読めるか試します。
使える時間:課題と生活の予定を確保したあと、合計2時間です。
忙しい週の変更:試験前は制作を休み、完成予定を変更します。
相談したいこと:今の学習内容で検討できる求人を知りたいです。

今週は制作する余裕がなければ、「課題を終えてから、来週の予定を決めます」と書いて構いません。
空いていない時間まで、予定に入れなくていいんです。

このメモは、転職の相談にも使えます。
サイバー大学では、在学中・卒業後に転職や再就職を希望する社会人学生への支援を案内しています。
職種選びで迷ったら、大学のキャリア相談を利用してみてください。

外部の転職エージェントも、求人や応募準備の相談先になります。
たとえばUZUZは、主に20代を対象とする就職・転職支援サービスです。UZUZの公式FAQ

通信制大学に在学しながら働いている自分に対応できるかは、個別の確認が必要です。
希望する職種や地域の求人があるかも、登録を決める前に聞いてみましょう。

問い合わせでは、「働きながら通信制大学に在学していて、卒業前のIT転職を希望しています」と伝えます。
続けて、先ほどのメモで学習状況と希望職種を説明すれば、何を相談したいのかが伝わります。
対応する求人がなければ、大学の窓口や別の支援先も検討してください。

まずはメモの「今週やること」を、自分の予定に合わせて書いてみましょう。
「学習記録を2件表示する」まで決まれば、次に取りかかる作業がはっきりします。
授業で学んだ内容を、そこから少しずつ使ってみてくださいね😊

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筆者が働きながらサイバー大学で学び、IT転職した体験は、次の記事にまとめています。

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