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高卒自衛官が働きながら通信制大学で学ぶメリット|在職中にできる学び直し

「このまま自衛隊を続けて、高卒のままで将来は大丈夫なのか」

高卒で自衛隊に入ったものの、将来に不安を感じている。でも、いきなり辞めて転職するのはこわい。給料が止まるし、次が決まる保証もない。その不安、甘えではありません。

この記事では、まだ転職に踏み切れない若手自衛官に向けて、自衛隊にいながらできる「学び直し」という選択肢を、通信制大学を例に整理します。

やまと

私は工業高校(電子機械科)から大手楽器メーカー、そして陸上自衛隊へ進み、自衛隊に在籍していた頃から通信制大学(サイバー大学)で学び始めました。退職・転職をはさみながら、最終的に大卒資格を取得しています。その経験から、働きながら学ぶメリットと「現実」を正直に書きます。

この記事の結論
  • 高卒自衛官が将来に不安を感じるのは自然なこと
  • 通信制大学は、自衛隊にいながら学び直せる現実的な選択肢
  • 「学位そのもの」より「在職中に学び続けた事実」が転職で効く場面がある
  • ただし楽な道ではない。続けるには気合いより仕組みが要る
  • いきなり入学ではなく、まずは情報収集から始めればいい

辞めるかどうかを今すぐ決めなくても、自衛隊にいる間にできる準備があります。その一つが、働きながら通信制大学で学ぶことです。


目次

高卒自衛官が将来に不安を感じるのは、甘えじゃない

自衛隊は安定しています。毎月給料が入り、宿舎や手当で固定費も抑えられる。生活面では恵まれている部分も多い。

それでも、将来を考えたときに不安になることはあります。

  • このまま定年まで続けるのか
  • 任期満了や退職のあと、どうするのか
  • 民間で、高卒の自分が通用するのか
  • 自衛隊の外で使えるスキルが、自分にあるのか

こういう不安は、甘えではありません。むしろ、将来を真剣に考えているからこそ出てくるものです。

大事なのは、不安を消そうとして「何もしない」ことではなく、小さくても準備を始めることだと思います。

「辞めたい気持ち」そのものをどう整理するかは、別の記事で詳しく書いています。

通信制大学は、自衛隊にいながら学び直せる選択肢になる

学び直したいと思っても、自衛官が普通の大学に通うのはほぼ無理です。

  • 勤務時間が不規則
  • 訓練や当直、演習がある
  • 異動で勤務地が変わる可能性がある
  • 平日に学校へ通う時間が取れない

通学制の大学は、検閲や週末訓練と曜日がぶつかった時点で詰みます。

その点、通信制大学なら、授業の多くをオンラインや自宅学習で進められる形式があります。自分の生活に合わせて、隙間時間で学べる。

もちろん、これは「楽だ」という意味ではありません。あとで正直に書きますが、続けるのは大変です。それでも、勤務しながら学ぶ手段としては、現実的に成立するのが通信制大学です。

やまと

通信制大学を始めたのは、自衛隊を辞めるより前でした。辞めてから学び直す道もあったけど、それだと収入が止まってしまう。無収入で学ぶのはリスクが大きすぎる——そう感じたんです。だから、給料をもらえる在職中のうちに先に始めました。とにかくリスクを最小限にしておきたかった、というのが正直なところです。

働きながら通信制大学で学ぶ5つのメリット

在職中に通信制大学で学ぶと、何が手に入るのか。主なものを整理します。

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メリット中身
大卒資格を目指せる求人によっては大卒条件がある。選択肢を広げる武器になる
知識を体系的に学べる独学と違い、カリキュラムが学ぶ順番を決めてくれる
学習習慣が身につく続けないと進まない。時間管理・自己管理の力が鍛えられる
転職時の説明材料になる「在職中に学び続けた」事実が職務経歴書で効く
在職中から準備できる辞める前に、収入を止めずに動ける

大卒資格は「すべて」ではないが、選択肢を増やす

高卒でも転職はできます。ただ、求人によっては大卒が応募条件になっていることがある。

大卒資格がすべてを解決するわけではありません。でも、応募できる求人の範囲が広がるのは事実です。

「学位そのもの」より「学び続けた事実」が効くこともある

これは私が転職して感じたことですが、転職市場では学位の有無そのものより、不規則勤務の中で学び続けたという事実が評価される場面がありました。

「自衛隊しか経験がありません」で止まるのと、「在職中も学び直していました」と言えるのとでは、相手の受け取り方が変わります。

在職中の方が、実は金銭的リスクが低い

給料が止まらず、固定費が低い在職中のほうが、退職してから学び直すより金銭リスクは小さいです。辞めてから学ぶより、選択肢を広いまま持って動けます。

このあたり、サイバー大学のようなIT特化の通信制大学が自衛官になぜ向くのかは、別記事で具体的に掘り下げています。

ただし、通信制大学は楽な道ではない

ここは正直に書きます。通信制大学は、入学したら終わりではありません。むしろ、入ってからが本番です。

  • 仕事のあと、疲れた体で勉強する
  • 休日も学習に使う
  • レポートや試験がある
  • 周りに同じように学ぶ仲間が少ない
  • サボると、誰も叱ってくれないまま進まなくなる

特に自衛官は、訓練で疲れて帰ってきてから机に向かうことになります。だから、気合いだけでは続きません。

必要なのは、気合いではなく仕組みです。

  • 勉強する時間を、先に予定として確保する
  • スマホやゲームの誘惑を物理的に減らす
  • 学習用のPCと場所を決めておく
  • 「最低限これだけはやる」というラインを決める
  • 勤務が重い時期は、無理に履修を詰めない

忙しい時期は引いて、読める時期に攻める。この調整ができるのが通信制の強みです。

やまと

続けられたコツは、正直「やれる時に、やれるだけやる」でした。決まった勉強時間が取れない生活だったので、空いた時間にとにかく詰め込む。受講はノートパソコンなら場所を選ばないので、移動中はスマホ、要点は手書きのノート——この使い分けで何とか走り切りました。

「働きながら、どんなスケジュールで卒業まで進めたのか」を時系列で知りたい人は、こちらが具体的です。

通信制大学を選ぶ前に考えるべきこと

「とりあえず大卒の肩書きが欲しい」だけで選ぶと、たいてい続きません。目的から逆算して選ぶのが大事です。

入学を検討する前に、自分に問いかけてほしいことがあります。

  • なぜ大学に行きたいのか(資格が欲しい?IT知識?転職に活かす?)
  • 学費は、無理なく払える範囲か
  • 卒業まで続けられる学習形式か
  • スクーリング(対面授業)の有無は、自分の勤務と両立できるか

そのうえで、学校選びでは次を確認します。

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確認ポイントなぜ大事か
オンラインで完結しやすいか不規則勤務・異動に強い
学習時間の自由度当直・訓練の合間で進められるか
学べる内容IT・ビジネスなど、転職に活かせるか
学費の総額卒業までいくらかかるか
サポート体制一人で挫折しないための支え

自衛官の場合は特に、オンラインで完結しやすいか・時間の自由度があるかが、続けられるかどうかを大きく左右します。

通信制大学は、IT転職とも相性がいい

将来IT分野に進みたい人にとって、通信制大学は一つの道筋になります。

IT転職は独学でも可能です。ただ、「何から学べばいいか分からない」という人にとっては、カリキュラムに沿って学べる大学の存在は大きい

通信制大学で学んだ次のような内容は、その後の仕事につながります。

  • ITの基礎知識
  • プログラミング
  • データベース・ネットワーク
  • 情報セキュリティ
  • 論理的に考える力

ただし、注意点もあります。通信制大学を卒業しただけで、即戦力エンジニアになれるわけではありません。学んだことを実践に落とす準備や、転職活動そのものは別途必要です。

自衛官からの具体的なIT転職の進め方や、エージェントとの付き合い方は、こちらにまとめています。

まずは資料請求や情報収集から始めればいい

通信制大学に興味があっても、いきなり入学を決める必要はありません。まずは知ることからで十分です。

資料を見て確認すべきは、こんなところ。

  • 学べる内容
  • 学費と、卒業までの流れ
  • 授業の形式(オンライン中心か、スクーリングはあるか)
  • サポート体制
  • 自分の勤務と両立できそうか

学費・募集要項・学べる科目などは変わることがあるので、必ず各大学の公式サイトで最新の一次情報を確認してください。

社会人の学び直し(リカレント教育)については、文部科学省が公式の情報をまとめています。制度や支援の全体像を知りたい人は、こちらも参考になります(※公式の最新情報を必ず確認してください)。

文部科学省:学び直し(リカレント教育)

資料を見て「自分には合わない」と思えば、選ばなければいいだけです。まず知ることに、リスクはほとんどありません。

\ 資料請求は無料・入学を決める必要なし /

通信制大学が向いている自衛官・向いていない自衛官

全員におすすめの選択肢ではありません。自分がどちらに近いか、見てから判断してください。

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向いている自衛官向いていない自衛官
通信制でも自分で進められる対面で授業を受けたい・人脈を作りたい
数年単位でペース配分できる1年以内に転職を完結させたい
学んだことを転職や仕事に活かしたいとりあえず肩書きが欲しいだけ
在職中の固定費の安さを学費に回せる退職して学校に通う形のほうが集中できる

「向いていない」は、ダメという意味ではありません。自分の条件と合わないだけ。合わない人は、通学制の大学や短期スクール、退職後の職業訓練などを検討したほうが結果が出やすいです。

よくある質問(FAQ)

自衛隊にいながら通信制大学を卒業できますか?

可能です。ただし、勤務が重い時期は履修量を減らすなど、ペースを調整する仕組みが要ります。気合いだけで突き進むより、忙しい時期は引いて読める時期に攻める運用が現実的です。

大卒資格を取れば、IT転職できますか?

大卒資格だけで即戦力エンジニアになれるわけではありません。学んだ内容を実践に落とす準備や、転職活動そのものは別途必要です。ただ、応募できる求人の範囲は広がります。

卒業を待たないと転職に使えませんか?

いいえ。在学中でも「学んでいる事実」は職務経歴書で説明材料になります。学位を待つより、学び続けている事実を見せるほうが早く動ける場面もあります。

学費が不安です。今すぐ入学を決めるべき?

急いで決める必要はありません。まずは資料を取り寄せて、学費・学習内容・卒業までの流れを確認するところから。学費や募集要項は変わるので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

まとめ:辞めるかどうかは、今すぐ決めなくていい

覚えて帰ってほしい5つのこと
  1. 高卒自衛官が将来に不安を感じるのは、自然なこと
  2. 通信制大学は、在職中に学び直せる現実的な選択肢
  3. 「とりあえず肩書き」で選ぶと続かない。目的から逆算して選ぶ
  4. 楽ではない。続けるには気合いより仕組みが要る
  5. いきなり入学ではなく、まずは情報収集から始めればいい

自衛隊を辞めるかどうかを、今すぐ決める必要はありません。

ただ、高卒のまま不安を抱え続けるより、学び直しという選択肢を一度調べてみる。その一歩は、今日からでも始められます。

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受講費を抑える公的制度

同じ講座でも、教育訓練給付金(厚生労働省)の対象になっているかどうかで実費が20〜70%変わります。教育訓練給付金 講座検索で対象講座を先に確認してから、民間講座と比較するのが定石です。

※ 自分の目的(資格/転職/趣味)に合うかは人によります。3〜5校を比較してから判断してください。本ブログは「全員におすすめ」表現を避ける方針です。

この記事を書いた人

やまとのアバター やまと DX推進者

元工場・自衛官の社内SEです。
毎日ひたすら開発とブログ記事を書いてます。

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