MENU

製造業から未経験IT転職、現場でよく聞くIT用語とは?|駆け出しが戸惑う4場面

製造業の現場から、未経験でITに移った人がまず面食らうのが、コードそのものより「会議や雑談で飛び交うカタカナ語」です。

「いったんステージングにデプロイして」「そのプルリク、レビューしとくね」——意味がわからないと、会話に入れず固まってしまう。
この記事は、製造業から未経験でITに移る人向けに、駆け出しが“現場でよく聞く言葉”を、使う場面ごとに地図化します。

※前作「IT用語編」が“コードを書く言葉”(変数・型・API・Git など)でした。今回はその周りで飛び交う“現場の共通語”を扱います。

この記事の結論
  • 駆け出しが戸惑うのは、コードより「まわりで飛び交うカタカナ語」
  • よく聞く言葉は4つの場面(①開発の流れ ②環境とトラブル ③仕事の段取り ④業界の構造)でほぼ網羅できる
  • 正確に説明できなくてOK。「今のはどの場面の言葉か」が分かれば、会話についていける

とはいえ、用語に慣れるいちばんの近道は実際に現場へ入ることです。
どんな職場・求人なら未経験でも入れるかは、20代・未経験の転職支援に慣れたエージェントに一度ぶつけてみるのが早いです。

\ 何が足りないか、相談だけでもOK /

20代・未経験・第二新卒に強い転職エージェント

目次

そもそも、なぜ「知らない言葉」が多いの?

IT転職して最初の数週間、多くの人がこう感じます。
「コードより、会議や雑談で出てくる言葉がわからない……」

これは工場と同じです。新しい職場の専門用語(「段取り」「治具」「歩留まり」)も、最初は全部わからなくても、現場にいるうちに自然と覚えますよね。
ITの現場用語も、“よく聞く順”に地図を持っておくだけで、ぐっと楽になります。

ここがポイント

用語は「正確に説明できる」必要は、まだありません。
「あ、それ聞いたことある」で十分。会話が止まらなくなれば勝ちです。

全部を暗記しなくていい。
大事なのは「どの場面で使う言葉か」を掴むこと。そこさえ分かれば、意味は後からついてきます。

結論:現場用語は「4つの場面」で覚える

バラバラに暗記すると終わりません。「どの場面で使う言葉か」でまとめると、一気に整理できます。

flowchart TD
    ROOT["現場で飛び交う“カタカナ語”"] --> S1["① 開発の流れ 🔁
コミット・プルリク・デプロイ…"] ROOT --> S2["② 環境とトラブル 🧪
本番・ステージング・バグ・デグレ…"] ROOT --> S3["③ 仕事の段取り 📋
要件定義・工数・タスク・MTG…"] ROOT --> S4["④ 業界の構造 🏢
SES・SIer・上流/下流・SaaS…"] style S1 fill:#e8f5e9,stroke:#388e3c style S4 fill:#e3f2fd,stroke:#1976d2

ここから、場面ごとに「よく聞く言葉」と「ひとことで言うと」を並べます。コードそのものの用語(変数・型・API など)は、姉妹編の学ぶべきIT用語とは?を見てください。

場面①:開発の流れで聞く言葉 🔁

コードを書いてから、ユーザーに届くまでの“流れ”で出てくる言葉です。駆け出しが毎日いちばん聞くゾーンです。

flowchart LR
    A["コードを書く
(手元=ローカル)"] --> B["コミット
変更を記録"] B --> C["プッシュ / プルリク
(PR)"] C --> D["レビュー
先輩がチェック"] D --> E["マージ
本流に合流"] style A fill:#e8f5e9,stroke:#388e3c
flowchart LR
    F["ビルド / CI
自動で組み立て・テスト"] F --> G["デプロイ
ステージング→本番"] G --> H["リリース
ユーザーに公開"] style H fill:#e3f2fd,stroke:#1976d2
スクロールできます
用語ひとことで言うと
コミット変更に「ここまでやった」と印をつけて記録すること
プッシュ手元の変更を、みんなの置き場(GitHub等)に上げること
プルリク(PR)「この変更を取り込んでOK?」とお伺いを立てる依頼
レビュー先輩がコードをチェックして指摘・OKを出す工程
マージレビューが通った変更を、本流のコードに合流させること
ビルド書いたコードを、動く形に組み立てること
CI/CDコミットしたら自動でテスト・反映する仕組み
デプロイ作ったものをサーバーに配置して動かすこと
リリース完成したものを、実際にユーザーへ公開すること
コミット〜マージは「Git」の操作。Git自体は姉妹編「IT用語編」で解説。

※ コミット・プッシュ・マージは「Git」という道具の操作です。無料・日本語の入門書としてGit公式の「Pro Git」が読めます。

場面②:環境とトラブルで聞く言葉 🧪

「環境」と「不具合」まわりの言葉です。ミスが怖い場面ほど飛び交うので、意味だけ先に知っておくと落ち着けます

スクロールできます
用語ひとことで言うと
ローカル(環境)自分のPCの中。自由に試せる作業場
ステージング(環境)本番そっくりの“最終確認用”の場所
本番(環境)実際にお客さんが使っている場所。失敗厳禁
バグプログラムの不具合・想定外の動き
デグレ(デグレード)直したら、前は動いていた所が壊れること
障害・インシデントサービスが止まる・誤作動する重めのトラブル
ホットフィックス本番の急ぎの不具合を、緊急で直すこと
ロールバック問題が出たので、1つ前の状態に戻すこと
現場のたとえ

環境の3段階は、製造の流れとそっくりです。
ローカル=手元の試作/ステージング=量産試作(ラインで試す)/本番=出荷。いきなり出荷せず、試作で確かめるのは同じ発想です。

場面③:仕事の段取りで聞く言葉 📋

開発“以外”の、プロジェクトを進める言葉です。打ち合わせでよく出てきます。

スクロールできます
用語ひとことで言うと
要件定義「何を・なぜ作るか」を最初に決める工程
仕様「どう動くべきか」を具体的に決めた中身
工数(こうすう)その作業に「何人で何日かかるか」の見積もり
タスク/チケット細かく分けた“やること”1件1件
バックログこれからやるタスクの待ち行列・一覧
アサイン「この仕事を誰が担当するか」を割り当てること
スコープ「今回どこまでやるか」の範囲
認識合わせ/すり合わせ「同じ理解になってる?」を確認する打ち合わせ
エビデンス「ちゃんとできた」を示す証拠(テスト結果・記録)
現場のたとえ

「工数」は、製造現場の“人工(にんく)・段取り見積もり”とほぼ同じ。「何人で何日」を読む感覚は、現場経験者の強みがそのまま効きます
※「バックログ」はアジャイル/スクラムという進め方でよく使う言葉です。

場面④:業界の構造で聞く言葉 🏢

最後は、IT業界の“地図”そのものを表す言葉です。自分が今どこにいるかを掴むのに役立ちます。

flowchart TD
    K["IT業界のしくみ"] --> NAGARE["仕事の流れ"]
    NAGARE --> U["上流:要件定義・設計
(何を作るか決める)"] U --> SHIMO["下流:実装・テスト・運用
(実際に作って動かす)"] K --> BASHO["働く場所"] BASHO --> SES["SES/客先常駐
(お客様先で働く)"] BASHO --> SIER["SIer(受託で開発)"] BASHO --> JISYA["自社開発/SaaS企業"] style U fill:#fff3e0,stroke:#f57c00 style SHIMO fill:#e8f5e9,stroke:#388e3c
スクロールできます
用語ひとことで言うと
SESお客様先に常駐して、技術力を提供する働き方
客先常駐自社ではなく、取引先のオフィスで働くこと
SIer(エスアイヤー)企業のシステムを請け負って作る会社
自社開発自分の会社のサービスを作る働き方
上流/下流上流=要件・設計、下流=実装・テスト・運用
レガシー/モダン古い技術・仕組み/新しい技術・仕組み
SaaS(サース)ネット経由で月額などで使うソフト(例:会計クラウド)
現場のたとえ

「上流/下流」は、製造の“上流工程・下流工程”と同じ発想です。
駆け出しは、まず下流(実装・テスト)や客先常駐から入って、経験を積んで上流へ——という流れが多いです。次の一歩は客先常駐から社内SE・社内DXへで続きを書いています。

この1枚だけ覚える

この1枚だけ覚える
  • ① 開発の流れ 🔁:コミット→プルリク(PR)→レビュー→マージ→ビルド/CI→デプロイ→リリース
  • ② 環境とトラブル 🧪:ローカル<ステージング<本番(=試作→量産試作→出荷)/バグ・デグレ・障害・ロールバック
  • ③ 仕事の段取り 📋:要件定義・仕様・工数・タスク/チケット・アサイン・スコープ・認識合わせ・エビデンス
  • ④ 業界の構造 🏢:SES・客先常駐/SIer/自社開発・SaaS/上流→下流/レガシー⇔モダン
  • 正確に説明できなくてOK。「どの場面の言葉か」が分かれば会話に乗れる。

言葉の地図が手に入ったら、次はその地図を持って現場に入ること
どんな職場・求人なら未経験でも入れそうかは、未経験に強いエージェントに聞くのが近道です。

\ 何が足りないか、相談だけでもOK /

20代・未経験・第二新卒に強い転職エージェント

あわせて読みたい

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

20代・第二新卒の転職エージェント

「今の仕事向いてないかも」と感じたら、転職エージェントは無料で求人と相場感を教えてくれます。複数登録して比較するのが基本(1社だけだと提案がそのエージェントの得意領域に偏る)。

20代に強い転職エージェント 主要3社
  • キャリアスタート:20代・第二新卒向け。書類添削・面接対策が手厚い。
  • UZUZ(ウズキャリ):既卒・フリーター・第二新卒。1人あたりのサポート時間が長い。
  • ハタラクティブ:未経験OK求人多数。学歴不問求人を扱う。

合う/合わない、向く/向かないは人によって違います。複数登録して、担当者との相性で判断してください。

この記事を書いた人

やまとのアバター やまと DX推進者

元工場・自衛官の社内SEです。
毎日ひたすら開発とブログ記事を書いてます。

コメント

コメントする

目次