はじめに
こんにちは、やまとです🏂
工場の経験を、ITの職務経歴書にどう書くか迷っている人へ。
それは書くことが無いのではなく、
工場の言葉で書いているだけかもしれません。
読むと、工場の仕事を、ITの会社に伝わる文に直せます。
例文も置くので、自分の仕事に置き換えながら読んでください。
20代でITへの転職を考えている方は、
書いた経歴書を転職エージェントと一緒に直す方法もあります。
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まだ書き始めていない方は、このまま読み進めてください。
工場の2年は、経歴書では1文です
私は工業高校を出て、18歳で大手楽器メーカーに入りました。
工場で、グランドピアノを組み立てる仕事です。
棚板を削り出し、ペダルやダンパーを取り付けました。
鍵盤の調整もしていました。
入社2年目の2018年には、
QCサークルのリーダーを任されました。
品質を良くする取り組みを、工場長の前で発表しました。
現場の問題を数字で測り、改善する流れを1回通した経験です。
その後、私は工場を離れました。
陸上自衛隊に入り、車両整備の仕事に就きました。
在隊中は、通信制の大学でITを学ぶ生活です。
23歳で、未経験のままITの会社に移りました。
工場から今までの道のりは、次の記事に書いています。

では、その工場の2年を、職務経歴書にどう書いているか。
私の職務経歴書の職務要約では、こう書いています。
「高校卒業後、大手楽器メーカーでグランドピアノ製造に2年間従事し、QC活動を通じて業務改善の手法を身につけました。」
社名は、ここでは伏せています。
読み返すと、作業の名前は1語だけです。
「グランドピアノ製造」の部分です。
残りは、QC活動で何を身につけたかに使っています。
工場の経験が生きたのは、ITに移った後でした
25歳で、私は地方の中小の製造業に移りました。
DXを進める担当です。
その面接では、経歴がバラバラに見える理由を聞かれました。
工場から自衛隊に移り、ITの会社に入っています。
業種だけを見ると、確かにバラバラです。
説明は、聞かれるたびに少しずつうまくなりました。
製造業の現場は、ITの環境が整っていませんでした。
最初にやったのは、データを集める仕組みづくりです。
ExcelとGoogleフォーム、GASを使いました。
その次に、機械から直接データを取りました。
この仕事で役に立ったのが、工場で働いた経験です。
いまの私は、それをこう言葉にしています。
「全体の業務の流れ、現場の雰囲気を知っていたこと」
現場に外から人が入ると、どう思われるか。
私は、それを工場で知っていたのです。
だから、現場の人を知る姿勢を大事にしました。
業務の中身を覚えることも、同じくらい大事にしました。
工場の経験は、ITの仕事の中でも材料になります。
ただ、工場の言葉のままでは伝わりにくい。
私はそう感じています。
「作業の名前」より「仕事の流れ」で書きます

では、職務経歴書はそもそも何のための書類でしょうか。
ハローワークの冊子「職務経歴書の作り方」を見てみます。
厚生労働省とハローワークが出している冊子です。
手元で確かめたのは、2020年5月版です。
冊子では、職務経歴書を1〜2枚ほどの書類としています。
これまでの仕事の中身を、自由な形で詳しく書く書類です。
目的は、実務能力のアピールだと書かれています。
振り返って書き出す点には、職務の内容と実績があります。
実績は、どんな経過でどんな成果をあげたかです。
読み手が分かりにくい専門の言葉には、()で説明を付けます。
ここで、工場の経験を思い出してみてください。
「組立て」「検査」「段取り替え」と書いたとします。
でも、ITの会社の人は、工場を見たことがないかもしれません。
作業の名前だけでは、何をしてきたかが伝わりません。
伝わるのは、仕事の流れの中で何をしたかです。
何を作る現場で、どの工程を受け持ったか。
前と後の工程と、どうつないだか。
そこで何に気づき、どう良くしたか。
工場の作業標準書で考えると、分かりやすいと思います。
作業標準書は、その工程に立ったことのない人が読みます。
それでも同じ作業ができるように書きますよね。
職務経歴書も、あなたのラインを見たことのない人が読みます。
工場の経験は、作業の名前ではなく、
仕事の流れの中で何をしたかで書くと伝わります。
工場の経験を、経歴書に書く手順です

ここからは、書く手順を、書く順に4つ紹介します。
ここで出す経歴書の文は、説明のために作った例です。
私の実際の書類ではありません。
工場でやったことを、流れで書き出す
最初に、工場でやったことを、流れの順に書き出します。
まだ経歴書の形にしなくてかまいません。
書き出すのは、次のようなことです。
何を作る工場で、何人の班にいたか。
どの工程を受け持ち、前と後の工程は何だったか。
1日にどれくらいの量を流していたか。
改善の提案、新人への指導、日報や記録の入力をしたか。
数字は、覚えている範囲で、正しいものだけを書きます。
分からない数字は、無理に作らないでください。
冊子にも、面接では経歴書の中身から
質問されることが多いとあります。
書いた数字は、面接で聞かれても説明できるものだけにします。
自分の経験の棚卸しは、7つの問いにまとめた記事もあります。

職務要約と職務内容を、ITの会社向けに直す
次に、書き出したものを、職務要約と職務内容に直します。
職務要約は、経歴のまとめを短く書く欄です。
工場の期間は、何をして、何を身につけたかを1文にします。
悪い例:「工場で組立作業をしていました。」
良い例(例文):「自動車部品の組立ラインで2年間、検査前の工程を担当し、班の不良を減らす改善に取り組みました。」
悪い例は、何を作る現場で、何をしたかが分かりません。
良い例なら、工場を見たことのない人にも
仕事の流れが伝わります。
職務内容には、工程と自分の動きを書きます。
工場の言葉を使うときは、()で説明を足します。
悪い例:「段取り替えの改善」
良い例(例文):「製品の切り替え(段取り替え)の手順を班で見直し、切り替えの待ち時間を減らしました。」
工場の言葉をITの言葉に直す一覧は、
次の記事にまとめています。
QC、改善、段取り、手順書、規律の5つを並べています。

もう1つ、ITの勉強を始めているなら、それも書きます。
冊子は、実務に自信がなくても示せるとしています。
勉強中の分野や、仕事への姿勢で示す書き方です。
私は、大学に在学中であることを、
PRの材料にしてITの会社に移りました。
その書き方は、次の記事に書いています。

自己PRに、現場を知っていることを書く
3つ目に、自己PRに、現場を知っていることを書きます。
工場で働いた人は、業務の全体の流れを知っています。
現場の雰囲気も知っています。
外から来た人が、現場からどう見られるかも分かります。
これは、製造業の会社のIT担当で役に立つと思います。
工場向けのシステムを作る仕事でも同じです。
私の場合も、役に立ったのは製造業のDXでした。
悪い例:「現場の気持ちが分かります。」
良い例(例文):「工場で2年間、組立ラインの工程を受け持ちました。現場の作業の流れと、外から来た人がどう見られるかを知っています。システムを入れるときは、まず現場の方の作業を見て、話を聞くところから始めます。」
良い例は、何を知っていて、それをどう使うかまで書いています。
冊子にも、経歴書の中身は応募先ごとに変えるとあります。
同じ中身の使い回しは、勧めていません。
製造業と関わらない仕事なら、この段落は短くてかまいません。
書いたら、人に読んでもらう
最後に、書いた経歴書を、人に読んでもらいます。
自分で読むと、工場の言葉のままの所に気づきにくいからです。
読んだ人に「これはどういう意味?」と聞かれた所を、
1つずつ直していきます。
面接で聞かれることの練習にもなります。
20代の方は、転職エージェントに読んでもらう方法があります。
UZUZ第二新卒の公式サイトでは、
支援の流れに「キャリアシートづくり」があります。
求人ごとの面接対策もあると書かれています。
ただ、エージェントが合う人と合わない人がいます。
紹介された求人から選ぶ形が、合わない人もいます。
自分で求人を探して比べたい人です。
エージェントの選び方は、次の記事にまとめています。

20代でない方は、まずハローワークの冊子
「職務経歴書の作り方」を読んでみてください。
書き出す点が、順に書かれています。
\ 20代の第二新卒・既卒の方へ /
対象や支援の中身は変わることがあります。
登録の前に、公式サイトで確かめてください。
よくある質問
おわりに
工場の2年は、いまの私の経歴書では1文です。
でも、その1文の中身が、製造業のDXの仕事で役に立ちました。
あなたは、工場の経験しか無いと
思っているかもしれません。
でも、工場の仕事には、ITの会社に伝えられる流れがあります。
まず、自分の工程を流れで書き出します。
次に、工場を知らない人が読める文に直します。
1回で書き上がる書類ではありません。
でも、直すたびに、伝わる経歴書に近づきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。






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