「将来やりたいこともないし、勉強も得意じゃないし、正直バイトとかめんどくさい…でもお金は欲しい」
もしかして、そんなふうに思ってませんか?
実は、私が高校生の頃も同じような感じでした。部活は帰宅部、暇な時間はYouTubeやアニメ見て過ごして、将来のこととか考えるのも面倒。でも、友達と遊ぶお金は欲しいし、欲しいゲームもあるし…みたいな。
この記事では、「バイト以外でお金を稼ぐ方法」を6パターン紹介します。ただ、単なる「稼ぎ方リスト」じゃありません。お金の稼ぎ方を知ることが、実は進路を考えるヒントになるんです。
「え、お金稼ぎと進路って関係あるの?」って思うかもしれませんが、記事を読み進めていくうちに、その理由がわかってくると思います。
バイト以外でお金を稼ぐ、ってどういうこと?
「バイト以外で稼ぐ」って聞くと、なんか怪しい感じがするかもしれません。でも、全然そんなことないんです。
実際、2025年の調査では高校生の約半数が「バイト以外の方法でお小遣いを増やしたい」と考えているそうです。
ポイントサイトでは、さまざまな広告を利用することでポイントが貯められます。無料会員登録やアプリゲームをプレイするだけでポイントがもらえる広告もあるので、高校生でもスキマ時間で手軽に始められます。
(出典:https://www.warau.jp/style/article/student-making-money/)
昔は「働く=どこかに雇われる」しかなかったんですが、今はインターネットがあるので、家にいながら自分のペースで稼ぐ方法がたくさんあります。
ただし、誤解しないでほしいのは、「楽して大金が稼げる」わけじゃないってこと。月に数百円〜数千円レベルのものから、頑張れば月数万円稼げるものまで、幅があります。
それでは、具体的な6つのパターンを見ていきましょう。
【パターン1】スキマ時間で稼ぐ:ポイ活・アンケート
どんな稼ぎ方?
通学中や寝る前のちょっとした時間に、スマホでアンケートに答えたり、広告を見たり、アプリをダウンロードしたりしてポイントを貯める方法です。
ポイントサイトでは「広告バナーをクリックする」「ゲームをする」「ログインする」「アプリをダウンロードする」などの条件をクリアするとポイントが貯まり、現金や電子マネー、ギフト券などに交換できます。
(出典:https://popteen.co.jp/media/24906/)
実際どれくらい稼げる?
正直に言うと、月500円〜3,000円くらいが現実的なラインです。
私の知り合いの高校生は、通学の往復1時間でアンケートに答え続けて、3ヶ月で約8,000円分のポイントを貯めました。でも、毎日コツコツやらないといけないので、途中で飽きてやめる人も多いです。
メリット・デメリット
メリット
- スマホがあればすぐ始められる
- スキルや知識が不要
- リスクゼロ
デメリット
- 単価が低い(1件数円〜数十円)
- 地道な作業が続く
- すぐには稼げない
向いている人
「コツコツ続けるのが苦じゃない人」「とりあえず何か始めてみたい人」には向いています。逆に、飽きっぽい人や、すぐに結果が欲しい人には厳しいかもしれません。
【パターン2】不用品を売る:フリマアプリ
どんな稼ぎ方?
メルカリやラクマなどのフリマアプリで、家にある使わなくなったものを売る方法です。
メルカリのようなフリマアプリは不用品回収や買取店で値段がつかないようなものも売れる可能性があるため、とりあえず何でも出してみる、といった感覚で取り組んでOK。
(出典:https://senetwork.co.jp/money/make-50000yen-highschoolstudent/)
実際どれくらい稼げる?
これは人によってかなり差があります。家に売れるものがたくさんあれば、一気に数万円稼げることも。
例えば、私の後輩は中学時代に集めていたカードゲームのカードを整理して売ったら、2週間で3万円になったって言ってました。ただし、売れるものがなくなったら終わりなので、継続的な収入にはなりません。
注意点
- 梱包や発送は自分でやる必要がある
- 購入者とのやり取りが必要(たまに面倒な人もいる)
- 売れるまで時間がかかることもある
向いている人
「家に使わないものが結構ある人」「写真を撮ったり、商品説明を書くのが苦じゃない人」に向いています。
あと、これは意外なんですが、「モノの価値を考える力」が身につくんです。「なぜこれは売れて、これは売れないのか」を考えるうちに、マーケティング的な視点が養われます。
【パターン3】好きを活かす:YouTube・ライブ配信
どんな稼ぎ方?
YouTubeに動画を投稿したり、ライブ配信をしたりして、広告収入や投げ銭で稼ぐ方法です。
ただし、ここで重要な情報があります。
YouTubeで動画を投稿して収入を得るには、チャンネルを登録し、広告配信サービスのグーグルアドセンスの承認が必要となります。しかし、YouTubeのチャンネル登録ができるのは13歳以上から、またグーグルアドセンスの取得は18歳以上からとなっています。
(出典:https://sb-welcome.com/hss-youtube/)
つまり、高校生のうちは収益化できない(18歳未満は保護者のアカウントが必要)んです。
じゃあ意味ないじゃん?…いや、そうでもない
確かに、今すぐ稼げるわけじゃありません。でも、高校生のうちから動画投稿を始めておくと、18歳になったときにスタートダッシュが切れるんです。
高校生のうちはそれらの収益化の条件をクリアすることを目標にして収益化するのは18歳以上になってからでも良いかもしれません。
(出典:https://sb-welcome.com/hss-youtube/)
実際、高校時代から動画投稿を続けて、大学生になってから月10万円以上稼いでいる人もいます。
向いている人
「ゲーム実況やYouTubeを見るのが好きな人」「何かを発信してみたい人」「長期的に取り組める人」。
あと、これは声を大にして言いたいんですが、顔出ししなくてもOKです。ゲーム実況、解説系、アニメーション動画など、顔を出さずに人気のチャンネルはたくさんあります。
【パターン4】ちょっとしたスキルを売る:ココナラ・スキルシェア
どんな稼ぎ方?
ココナラなどのスキルシェアサービスで、自分の「ちょっとしたスキル」を売る方法です。
「いやいや、自分にはスキルなんてないよ」って思うかもしれませんが、意外となんでも売れます。
イラスト制作、悩み相談、話し相手など。ちょっとしたことでもお金に変わるのが、スキルシェアサービスの魅力です♪
(出典:https://hikari7blog.com/i-want-money-now/)
実際に売れているもの
- 簡単なイラスト(アイコン用など)
- ゲームのアドバイス
- 話し相手・愚痴聞き
- SNSのプロフィール文作成
- 恋愛相談
「え、こんなので稼げるの?」って思いますよね。でも実際、高校生がココナラで初月に4万円以上稼いだ例もあります。
向いている人
「何か人より少しだけ得意なことがある人」「人の役に立つのが好きな人」。
絵が上手い、ゲームが得意、文章書くの嫌いじゃない…そんな「ちょっとしたこと」が、誰かにとっては価値になるんです。
【パターン5】文章で稼ぐ:ブログ・note
どんな稼ぎ方?
ブログやnoteで記事を書いて、広告収入やコンテンツ販売で稼ぐ方法です。
ただし、これは最も時間がかかる方法です。最初の3ヶ月〜半年は、ほぼ収入ゼロだと思ってください。
なぜ時間がかかるのか
検索エンジンに記事が評価されるまで、どうしても数ヶ月かかります。それまでは、誰も読んでくれない記事を書き続けることになります。
私の知り合いは、半年間毎週2記事書き続けて、ようやく月1,000円稼げるようになりました。その後1年で月3万円まで伸びましたが、最初の半年は本当に辛かったそうです。
メリット
長期的に見ると、「自動販売機」のような存在になります。一度書いた記事がずっと読まれ続けて、寝ている間も収入が発生する…という状態を作れます。
向いている人
「書くことが嫌いじゃない人」「すぐに結果を求めない人」「何かを調べてまとめるのが好きな人」。
【パターン6】知識を活かす:オンライン家庭教師
どんな稼ぎ方?
オンラインで、小中学生に勉強を教える方法です。
「え、でも自分、勉強得意じゃないし…」って思いますよね。実は、めちゃくちゃ成績が良い必要はないんです。
なぜ勉強が得意じゃなくてもOKなのか
小学生や中学生に教えるなら、高校生レベルの知識で十分です。それに、「つい最近勉強したばかりの高校生」だからこそ、つまずきやすいポイントがわかるんです。
私の友達は、数学が得意じゃなかったんですが、中学1年生の数学をオンラインで教えていました。時給1,000円くらいで、週2回、1回1時間。月8,000円くらいの収入になっていました。
メリット
お金を稼ぎながら、自分の勉強にもなるのが最大のメリット。人に教えることで、自分の理解も深まります。
向いている人
「人に何かを説明するのが嫌いじゃない人」「週に決まった時間を確保できる人」。
お金の稼ぎ方を知ると、進路が見えてくる理由
ここまで6つのパターンを紹介してきましたが、「で、結局どれが一番稼げるの?」って思いますよね。
でも、実は**「どれが稼げるか」よりも「どれが自分に合っているか」**のほうが重要なんです。
そして、ここがポイントなんですが…
「自分に合っている稼ぎ方」を見つけることが、実は「自分に合っている進路」を見つけることにつながるんです。
例えば:
- ポイ活が苦じゃない → コツコツ型の仕事が向いている(事務、データ入力など)
- フリマで売るのが楽しい → マーケティング、販売系の仕事が向いているかも
- YouTube・配信が好き → クリエイティブ系、メディア系
- スキル販売が面白い → フリーランス、専門職
- ブログが続けられる → ライター、編集、マーケティング
- 教えるのが好き → 教育系、講師、人材育成
「お金の稼ぎ方」を試してみることで、自分が何をしているときにワクワクするか、何が苦痛じゃないかがわかってきます。
これって、進路を考えるうえで、めちゃくちゃ重要なヒントなんです。
やりたいことをみつけるには、「考える時間をしっかりとることが重要」と浦部先生。やりたいことがわからない高校生の多くは、そもそも考える時間が足りていないことが多い。
(出典:https://shingakunet.com/journal/column/20210622000009/)
「考えろ」って言われても難しいけど、実際に何かやってみると、自然と「これ好きかも」「これは無理だな」ってわかってくるんです。
高校生が「稼ぐ」前に知っておくべき注意点
① 学業との両立が最優先
勉強・部活・塾など、高校生の本分である学業に支障がでない範囲でできるものを選びましょう。
(出典:https://www.warau.jp/style/article/student-making-money/)
お金を稼ぐことに夢中になりすぎて、成績が下がったり、睡眠時間が削られたりするのは本末転倒です。あくまで「スキマ時間」でできる範囲にしましょう。
② 詐欺・トラブルに注意
「報酬が支払われない」「個人情報を悪用される」「怪しい仕事を紹介される」など、詐欺やトラブルなどの危険に巻き込まれることもゼロではありません。
(出典:https://www.warau.jp/style/article/student-making-money/)
「簡単に月10万円稼げます!」みたいな甘い言葉には要注意。基本的に、楽して大金が稼げることはありません。
③ 保護者に相談する
高校生が副業を行う場合は、保護者に「副業をしても良いか」を確認し、同意を得るようにしましょう。
(出典:https://japan-design.jp/side-job/9288/)
何か始める前に、必ず親に相談しましょう。トラブルに巻き込まれたときに、一人で対処するのは難しいです。
④ 税金・扶養控除の話
年間103万円以上稼ぐと、親の扶養から外れて税金が増える可能性があります。まあ、高校生がバイト以外で年間103万円稼ぐのはかなり難しいですが、念のため頭に入れておきましょう。
(出典:https://japan-design.jp/side-job/9288/)
まとめ:「稼ぎ方」を知ることが、進路選択の第一歩
「将来やりたいことがわからない」 「進路なんて考えたくない」
そんなふうに思っているなら、まずは「お金を稼ぐ」ことから始めてみるのも一つの方法です。
なりたい職業や将来やりたいことは、知っていることのなかでしか生まれないからです。高校生のうちから仕事について知っていることは限られているはず。
(出典:https://shingakunet.com/journal/career/20221223000002/)
今すぐ「将来の夢」を決める必要はありません。でも、小さく行動してみることで、自分のことが少しずつわかってきます。
この記事で紹介した6つのパターン、全部試す必要はありません。「これなら自分にもできそうかも」って思ったもの、一つだけでいいので、やってみてください。
月500円でもいいんです。大事なのは、「自分で稼いでみる」という体験です。
その体験が、いつか進路を考えるときの、大きなヒントになるはずです。
FAQ(よくある質問)
- 高校生でもすぐに始められる方法は?
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ポイ活・アンケートモニターが一番手軽です。スマホがあれば今日から始められます。
- 一番稼げる方法は?
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長期的に見るとYouTubeやブログですが、最初の数ヶ月〜1年はほぼ稼げません。短期で稼ぎたいなら、不用品販売かスキルシェアです。
- バイト禁止の学校でもOK?
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ポイ活、フリマ販売、ブログなどは「バイト」ではないので、多くの学校で問題ありません。ただし、念のため学校に確認するか、保護者に相談しましょう。
- リスクはないの?
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ポイ活、アンケート、フリマ販売は基本的にリスクゼロです。YouTube・ブログは時間を投資するリスクがあります(稼げない可能性)。怪しいサイトや「すぐ稼げる」系の誘いには絶対に乗らないこと。


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