「将来何したいとか、マジで分からん…」って思ってない?大丈夫、それ普通だから。勉強もそこそこ、部活も帰宅部、休みの日はゲーム実況見てるだけ。そんな君でも「これならイケるかも」って思える仕事、絶対あるから安心して。
今回は、漠然とした将来の不安を少しでも軽くするために、営業・事務・技術の3大職種を分かりやすく解説。さらに、インドア派やマイペースな性格に合う仕事も紹介していくよ。
実は今、高校生の就職めっちゃ有利って知ってた?
2025年、高校生の求人倍率は過去最高レベル
まず最初に知っておいてほしいのが、今の高校生、実はめちゃくちゃ有利な状況にいるってこと。
2025年の現役高校生が選ぶ「なりたい職業ランキング」の結果は、「接客職(14.6%)」が昨年に続き3年連続で1位となりました。次いで「ものづくり職人(10.5%)」が昨年と同じ2位でランクインしました。
高校生の就職活動は「4.10倍」(※1)と高い求人倍率が続いています。企業は初任給や福利厚生の充実、教育制度など、採用力の向上に注力しており、採用競争が激化しています。
引用元:株式会社ジンジブ プレスリリース
求人倍率4.10倍ってどういうことかというと、1人の高校生に対して4つ以上の企業が「うちに来てほしい!」って手を挙げてる状態。つまり、企業側が人材不足で困ってるから、高校生を積極的に採用したがってるってわけ。
これって、就職においてはかなり有利な状況。選択肢が多いってことは、自分に合った仕事を見つけやすいってことだからね。
「やりたいことがない」は実は普通のこと
「自分のやりたいことが見つかっていない」「自分の向いていることが見つかっていない」って不安に思ってるかもしれないけど、それ、めちゃくちゃ普通だから。
「自分のやりたいことが見つかっていない」ことや、「自分の向いていることが見つかっていない」ことの不安要素が高いのは、自己理解やキャリアビジョンの明確化が不足していることが原因と考えられます。これらの結果から、高校生が進路選択をする際には、自己理解を深めること、社会について理解を深めること、世の中の仕事を知ることが重要だと考えられます。
引用元:株式会社ジンジブ
高校2年生で将来のことが完璧に決まってる人の方が少ない。みんな同じように悩んでるし、分からないまま進んでいく人も多い。だから焦らなくて大丈夫。
まず知っておこう:営業・事務・技術の3大職種って何が違う?
仕事を探すとき、よく出てくる「営業」「事務」「技術」。この3つ、実際どう違うのか知ってる?ここを理解すると、自分に合う仕事が見えてくるよ。
【営業職】人と話すのがメインの仕事
営業職は、会社の商品やサービスをお客さんに売る仕事。でも、ただ売るだけじゃなくて、お客さんの困りごとを聞いて解決策を提案するのが本当の仕事。
「職種」とは、職業分類の一つの方法で、「職務内容(実際に行う仕事の内容)」や「必要とされる知識・スキル」が類似している仕事・職業をグループ化したものです。代表的なものに、商品やサービスを販売・提供する「営業職」「販売職」、商品の企画・開発・製造にあたる「専門職」「技術職」、人・経理など企業のバックヤードを担当する「事務職」があります。
引用元:静岡県職業教育振興会
営業職の特徴:
- 外回りが多い(お客さんのところに行く)
- コミュニケーション能力が重要
- 結果を出すとインセンティブ(ボーナス)がもらえる会社も
- ノルマがあることが多い
こんな人に向いてる:
- 人と話すのが苦じゃない
- 外に出るのが好き
- 頑張った分だけ稼ぎたい
【事務職】コツコツ正確に進める仕事
事務職は、会社の中でデータ入力や書類作成、電話対応などをする仕事。営業や他の部署をサポートする役割が多いよ。
事務職の特徴:
- 基本的にデスクワーク(オフィスの中で作業)
- パソコンを使った作業が中心
- 定時で帰れることが多い
- 転勤が少ない
こんな人に向いてる:
- 室内で落ち着いて作業したい
- コツコツ正確に仕事したい
- 人と深く関わるより、サポート役が好き
【技術職】モノづくりや専門スキルを使う仕事
技術職は、実際にモノを作ったり、システムを開発したり、機械を操作したりする仕事。専門的なスキルが身につくのが特徴。
高校生が「働きたい業界」や「なりたい職業」を考える際に、1つ目として、本人の「好き」や「興味」、「経験」が大きな影響を与えていることがよくわかります。例えば、業界で1位に選ばれた「製造・ものづくり業界」や、職業で2位の「ものづくり職人」では、ものを作る楽しさや興味が選ばれた理由として多くありました。
引用元:株式会社ジンジブ
技術職の特徴:
- 手に職がつく
- 専門知識や資格が必要な場合も
- 黙々と作業に集中できる
- 長く働けば働くほど技術が上がる
こんな人に向いてる:
- モノづくりに興味がある
- 手を動かす作業が好き
- 専門性を身につけたい
あなたはどのタイプ?性格別おすすめ職種診断
職種の違いは分かった。じゃあ、自分の性格だとどんな仕事が合うの?ここからは性格別におすすめの職種を紹介していくよ。
インドア派のあなたにピッタリな仕事
「休日は家でゴロゴロが一番幸せ」「外出るのめんどい」って思ってる君、安心して。インドア派でも働ける仕事、たくさんあるから。
インドア派は、人とかかわりを持つことを好まないため、常に1人でいたいと考えています。そのため、外出をしてグループで群れるよりも、1人で家にいるほうが気楽なことが多い傾向です。
インドア派は、室内で一日中趣味に没頭するための集中力を持っています。好きなことをやっている時間があっという間に過ぎ、朝やり始めたにもかかわらず気づけば夜になっていたということもよくあります。
引用元:あおいろ転職
インドア派におすすめの仕事:
- データ入力・一般事務(黙々とパソコン作業)
- プログラマー・Webデザイナー(IT系)
- 製造ラインの作業員(工場での組み立て作業)
- 倉庫内作業(ピッキング・仕分け)
- 警備員(施設警備なら室内中心)
これらの仕事は、人との深い関わりが少なく、自分のペースで集中して作業できるのが特徴。特にIT系は在宅勤務できる会社も増えてるから、インドア派には最高の環境かも。
マイペースに働きたいあなた向けの仕事
「急かされるのストレス」「自分のペースで仕事したい」って思ってる?そんな君にもピッタリの仕事があるよ。
インドア派には「自分のペースを乱されたくない」「急かされずにのんびりリラックスしたい」と思っている人が多い傾向です。1人で家にいれば、誰にも気遣うことなくマイペースに過ごせます。自分のペースを守ることが、ストレスを溜めず生きることにつながるため、マイペースを保ちます。
引用元:あおいろ転職
マイペースに働けるおすすめの仕事:
- 清掃スタッフ(決められた範囲を自分のペースで)
- 図書館司書(静かな環境で本の管理)
- ドライバー(運転中は一人の時間)
- 在庫管理・検品作業(コツコツ確認作業)
- 研究補助・実験助手(専門的だけど自分のペース)
これらの仕事は、チームプレーよりも個人作業が中心。急かされることも少なく、自分のリズムで進められるのが魅力。
「正直、働きたくない」って思ってるあなたへ
「仕事とかぶっちゃけしたくない」って正直に思ってる?それも分かる。でも、生きていくためにはお金が必要だし、いつかは働かなきゃいけない。だったら、なるべくストレス少なく働ける仕事を選ぼう。
向いている仕事が分からない理由は、自分の才能や好きなこと、世の中にある仕事などが分かっていないから。マイペース、完璧主義など、自分のタイプをもとに向いている仕事をチェックしよう!
引用元:JAIC
ストレス少なめのおすすめの仕事:
- ルーチンワーク系の事務(毎日同じ作業の繰り返し)
- 工場の製造ライン(決まった作業を繰り返す)
- ビルメンテナンス(設備の点検・管理)
- 夜勤の警備員(人が少ない時間帯)
- 配送助手(荷物を運ぶサポート)
これらの仕事は、複雑な判断が少なく、ノルマもきつくない。「とりあえず働いて給料もらえればいい」って考えなら、まずはこういう仕事から始めるのもアリ。
実際に高校生が選んでる人気職種TOP3
他の高校生は、実際どんな仕事に興味を持ってるの?最新のランキングを見てみよう。
1位:接客職(14.6%)
2025年の現役高校生が選ぶ「なりたい職業ランキング」の結果は、「接客職(14.6%)」が昨年に続き3年連続で1位となりました。職業で1位の「接客職」については、アルバイト経験を通じた接客業務を行った経験や、自分が接客を受けた経験が職業選択に影響しています。好きな商品やジャンルに関わりたいという回答も目立ちました。
引用元:株式会社ジンジブ プレスリリース
なぜ人気?
- アルバイトで経験しやすい
- お客さんの笑顔が見られる
- 好きな商品(服、ゲーム、食べ物など)に関われる
コンビニやカフェでバイトした経験があれば、イメージしやすいよね。人と接するのが苦手じゃなければ、入りやすい仕事の一つ。
2位:ものづくり職人(10.5%)
次いで「ものづくり職人(10.5%)」が昨年と同じ2位でランクインしました。業界で1位に選ばれた「製造・ものづくり業界」や、職業で2位の「ものづくり職人」では、ものを作る楽しさや興味が選ばれた理由として多くありました。
引用元:株式会社ジンジブ プレスリリース
なぜ人気?
- 何かを作り上げる達成感がある
- 技術が身につく
- 手に職をつけられる安心感
工場での組み立てから、職人技が必要な仕事まで幅広い。モノづくりが好きなら、やりがいを感じられる仕事。
3位:イラストレーター(10.1%)
3位は「イラストレーター(10.1%)」がランクインし、昨年の4位から一つ順位を上げました。全体を通じて、高校生の職業選択には、「安定性」に加え、「クリエイティブさ」や「自分の好きなことに取り組みたい」という意欲が強く反映されていることが分かります。
引用元:株式会社ジンジブ プレスリリース
なぜ人気?
- 絵を描くのが好きを仕事にできる
- クリエイティブな仕事
- 自分の作品を世に出せる
イラストが好きなら、デザイン専門学校に進む道もあるし、独学でスキルを磨いてフリーランスになる人もいる。今はSNSで作品を発信できるから、チャンスは広がってるよ。
今すぐできる!自分に合った職種を見つける3ステップ
「で、結局どうすればいいの?」って思ってるよね。ここからは、今日からできる具体的なステップを紹介するよ。
STEP1: 好きなことから仕事を広げてみる
「ゲーム実況見るの好き」「アニメ見るの好き」それでいいんだよ。その好きから仕事を広げてみよう。
図のように好きなもの「サッカー」への関わり方を考え出し、そのカテゴリーごとに職業を見つけていくのです。サッカー好きの小学生に夢を聞けば、サッカー選手が出てくるでしょう。高校生になったいま、サッカー選手を目指せる人は現実的には少数です。でも大好きな分野からに関わる場所で社会に貢献することは可能なのです。
引用元:教育情報サイト まなびて
例:ゲームが好きな場合
- ゲーム開発(プログラマー、デザイナー)
- ゲームショップの店員(販売・接客)
- eスポーツ関連(イベントスタッフ、配信サポート)
- ゲーム攻略ライター(記事を書く仕事)
- ゲーム会社の事務(裏方サポート)
プロゲーマーになれなくても、ゲーム業界で働く方法はたくさんある。好きなものの周辺で仕事を探すって、実はすごく大事なこと。
STEP2: 適職診断を試してみる
「自分のこともよく分かってない」って思ってる?だったら、適職診断やってみて。無料で使えるツールがたくさんあるから。
職業適性診断は、個人の能力や興味、性格、価値観などを評価し、最適な職業やキャリアパスを見つけるための方法です。MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、カール・ユングの心理学的タイプ理論に基づいて開発された性格診断ツールです。MBTIは、個人の性格を16種類のタイプに分類し、自己理解や他者とのコミュニケーション、職業選択などに役立ちます。
引用元:CRAワークサポートセンター
おすすめの適職診断:
- 16Personalities(MBTI診断)
- ベスト進学ネットの適職診断
- ハローワークの職業適性診断
スマホで10分くらいでできるから、今夜寝る前にでもやってみて。意外な自分の一面が見えるかも。
STEP3: 実際に体験してみる(一番大事)
診断やネットで調べるのも大事だけど、一番確実なのは実際に体験してみること。
アンケート結果を通して、高校生がなりたい職業や働きたい職業を選ぶ際の軸は、「アルバイトなどを通じた実体験」を通じてその職が身近に感じられるかどうかや、実体験がなくとも「安定性」や「クリエイティブさ」、「自分の好きなことである」と感じられる職業であるかどうか、が強く反映されていることが分かりました。
引用元:株式会社ジンジブ プレスリリース
今すぐできること:
- アルバイトを始めてみる(接客、工場、事務補助など)
- 職場見学に参加する(学校経由で申し込める)
- インターンシップ制度を使う
- 家族や知り合いの職場を見せてもらう
百聞は一見に如かず。実際に働いてみると「意外と楽しい」とか「これは無理」とか、リアルな感覚が分かる。合わなかったらバイト辞めればいいだけだから、気軽に試してみて。
まとめ:完璧じゃなくても大丈夫、まず一歩踏み出そう
ここまで読んでくれてありがとう。最後に伝えたいことをまとめるね。
覚えておいてほしいこと:
- 60点の選択で十分
完璧な仕事なんて存在しない。「まあ、これならやれそう」くらいの感覚で選んで大丈夫。 - やってみて合わなかったら変えればいい
最初の仕事が一生の仕事になるわけじゃない。むしろ、色々経験してから本当にやりたいことが見つかることの方が多い。 - 今の選択が全てじゃない
高校卒業後に就職しても、途中で専門学校や大学に行き直す人もいる。人生は何度でもやり直せるから。 - 求人倍率4.10倍の今は有利
企業が人を欲しがってる今、選択肢は多い。この状況を活かそう。
次にやるべきこと:
✅ 適職診断をやってみる(10分でできる)
✅ 気になる職種を3つピックアップする
✅ 学校の先生や親に相談してみる
✅ バイトや職場見学で実際に体験する
「将来何したいか分からない」って不安は、行動することでしか解消されない。でも、その行動は小さなことでいい。まずは適職診断やってみる、とか、気になる職種を調べてみる、とか。
ゲーム実況見てるときみたいに、「とりあえずやってみるか」くらいの軽い気持ちで、最初の一歩を踏み出してみて。応援してるよ。
【参考リンク集】


コメント