「もっとお金が欲しい」と思ったのが始まりだった
社会人になって数年。
給料は悪くない。生活に困ってるわけでもない。
でも、正直に言うと「もっとお金があったらな」と思うことが増えた。
旅行に行きたい。趣味にもっとお金を使いたい。将来のために貯金も増やしたい。
転職も考えたけど、今の仕事を辞めるほどの不満があるわけじゃない。
「副業でもやってみるか」と思って色々調べてみたけど、プログラミングは勉強が大変そうだし、せどりは在庫を抱えるリスクがある。
そんな時、偶然見つけたのが「英語圏向けVlog」という選択肢だった。
調べれば調べるほど、「これ、意外といけるかもしれない」と思った。
この記事では、なぜ英語圏向けVlogを選んだのか、そして調査して分かった現実的なデータを共有する。
なぜ「英語圏向けVlog」なのか?3つの理由
理由1:広告単価が日本の6〜18倍も高い
YouTubeで収益を得るには、広告が表示される必要がある。
そして、広告単価は視聴者がどの国にいるかで大きく変わる。
調査した結果、こんな事実が分かった。
【表1】日本向けと英語圏向けYouTubeの収益比較
| 項目 | 日本向け | 英語圏(主にアメリカ) | 倍率 |
|---|---|---|---|
| RPM(実際の収益) | 100-200円 | 約1,200-1,800円 | 約6-18倍 |
| 1再生あたりの収益 | 約0.1-0.2円 | 約1.2-1.8円 | 約6-18倍 |
| CPM(広告主支払額) | 約400-600円 | 約1,500-1,800円 | 約3-4倍 |
注記:
- RPM = Revenue Per Mille(1,000再生あたりの実際の収益)
- CPM = Cost Per Mille(広告主が支払う金額、YouTubeが45%を手数料として徴収)
- すべての再生で広告が表示されるわけではない(広告表示率:50-80%程度)
- ジャンル、視聴者層、季節により変動あり
出典:
- 日本RPM:UREBAラボ「2025年最新|現在のYouTube広告単価と高単価ジャンル徹底比較」、affiliate7.jp「YouTube広告収入の仕組みと相場」、ちゃすくブログ(実際のYouTuberの実測値)
- 英語圏RPM:crosstube統計データ「2025年版 YouTubeの32の統計データ」(アメリカのRPM:$11.97)
- CPM:SABRE「世界各国 国別 YouTube広告収益単価ランキング」、GMSコンサルティング
つまり、同じ再生回数でも、英語圏向けだと6〜18倍の収益になる。
これを見て、「日本向けにこだわる理由はないな」と思った。
理由2:「英語できない」は問題じゃない
ここで疑問に思うかもしれない。
「英語できないけど、大丈夫?」
結論から言うと、全く問題ない。
理由は、YouTubeの自動翻訳機能があるから。
YouTubeでは自動字幕機能があり、多言語に自動翻訳される。視聴者は自分の言語で字幕を表示できる。
出典:The Digital X「YouTubeの海外向けおすすめ設定3選!海外視聴者を増やして収益アップを狙おう」
つまり、日本語で喋った動画でも、YouTubeが自動で英語字幕をつけてくれる。
実際に成功している事例がある。
Travel Alone Idea(トラベル・アローン・アイデア)
- 登録者数:153万人
- 投稿本数:わずか30本
- スタイル:完全顔出しなし、ほぼ無音(字幕のみ)
- 内容:日本の移動手段や日常を紹介
このチャンネルは、英語を一切喋っていない。字幕だけで、世界中の人に日本の魅力を伝えている。
参考:Travel Alone Idea YouTubeチャンネル
これを見て、「自分にもできるかもしれない」と思った。
理由3:初期投資がほぼゼロ
副業を始めるとき、一番のハードルって「初期投資」じゃないだろうか。
プログラミングならパソコンと勉強代、せどりなら仕入れ費用…。
でも、英語圏向けVlogは違う。
必要なもの
- スマホ(すでに持ってる)
- 無料の動画編集アプリ(iMovieなど)
- インターネット環境(Wi-Fi)
これだけ。
僕の場合、GoProとMacを持ってるから、新たに買うものは何もない。
GoProやスマートフォンがあれば、特別な機材を購入する必要はありません。無料の編集アプリ(iMovieやDaVinci Resolve)でも十分クオリティの高い動画が作れます。
初期投資ゼロで始められる副業って、ほとんどない。
調査して分かった「現実的な道筋」
ここからは、調査して分かった具体的な数字を共有する。
収益化に必要な再生回数の目安
【表2】収益化に必要な再生回数の目安(月間)
以下はあくまで目安であり、実際の収益は変動する:
| 目標月収(推定) | 日本向け(RPM 150円) | 英語圏向け(RPM 1,500円) |
|---|---|---|
| 月々の固定費を賄う程度 | 約100,000-200,000回 | 約10,000-20,000回 |
| まとまった副収入 | 約200,000-500,000回 | 約20,000-50,000回 |
重要な注意事項:
- 具体的な金額は個人の状況により異なるため明記していない
- RPMはジャンル、視聴者層、季節により大きく変動する(特に12月は30-50%上昇)
- 収益化条件:登録者1,000人+過去12ヶ月の総再生時間4,000時間以上
- 収益化後も最初の3ヶ月は審査や調整期間がある
正直、月に10,000〜20,000回の再生なら、現実的に達成できそうだと思った。
必要な投稿本数と内容
調査した結果、以下のようなペースが現実的だと分かった。
投稿ペース
- 週1本(長尺動画10〜15分)
- ショート動画を週2〜3本(補助的に)
6ヶ月で必要な投稿本数
- 長尺動画:約24本
- ショート動画:約50本
動画の内容(例)
- 日本の日常風景(通勤風景、スーパーでの買い物など)
- 地元の観光スポット紹介
- 温泉、銭湯の体験
- 日本の食べ物(ラーメン、回転寿司など)
- 季節のイベント(桜、紅葉、雪など)
海外向けVlogで人気なのは、日本の日常生活や文化を紹介するコンテンツです。特別な場所に行く必要はなく、日本人にとっては当たり前のことが、海外では「面白いコンテンツ」になります。
出典:リベシティ「【誰でも月10万円!】海外向けVlogの始め方ガイド」
週1本なら、副業として十分続けられる。
僕がこのプロジェクトを始める3つの理由
ここまで読んで、「でも、本当に続けられるの?」と思うかもしれない。
僕自身、何度も「続くかな?」と自問した。
でも、以下の3つの理由で、「これならいける」と確信した。
1. 初期投資がほぼゼロ
すでに書いたけど、これは本当に大きい。
失敗しても金銭的なダメージがゼロ。だから、気軽にチャレンジできる。
2. 顔出し不要で副業として続けやすい
顔出しって、めちゃくちゃハードルが高い。
会社の人にバレたらどうしよう、知り合いに見られたら恥ずかしい…。
でも、英語圏向けVlogは顔出し不要。
GoProで風景や手元を撮るだけでいい。これなら、心理的なハードルがない。
3. 趣味(旅行、日常の記録)と両立できる
週末にふらっと出かけることがある。
でも、今までは「ただ行って帰ってくるだけ」だった。
これからは、その旅行がコンテンツになる。
普段の通勤風景、スーパーでの買い物、地元の神社…。
全部がネタになる。
リスクと対策も正直に話す
ここまで読んで、「良いことばかり言ってるけど、リスクはないの?」と思ったかもしれない。
もちろん、リスクはある。
リスク1:収益化までに最低3ヶ月かかる
YouTubeで収益化するには、以下の条件を満たす必要がある。
2025年現在、YouTubeチャンネルを収益化するためには下記の2つの条件をクリアする必要があります。
- 登録者数1,000人以上
- 過去12ヶ月の総再生時間4,000時間以上
出典:affiliate7.jp「【2025年最新版】YouTube広告収入の仕組みと相場を完全解説」
つまり、最初の3ヶ月は「収益ゼロ」で続ける覚悟が必要。
対策:短期目標を設定する
- Month 1:10本投稿
- Month 2:登録者100人
- Month 3:登録者500人
小さな目標をクリアしていくことで、モチベーションを維持する。
リスク2:再生数が伸びない可能性
正直、「絶対に伸びる」とは言えない。
でも、調査した結果、以下のことが分かった。
海外向けに発信することで、必然的に「日本人」×「〇〇」といったユニーク性を出せて、自然と差別化できるからです。複数の国に発信することで、どこかの国でバズる可能性も出てくるのでおすすめです!
出典:クロボ「【2023年最新版】海外のYouTubeの利用者数と広告単価について」
英語圏だけじゃなく、世界中にリーチできる。
日本向けより、はるかにチャンスが多い。
対策:トレンドを意識する
- 桜のシーズン、紅葉のシーズンは再生数が伸びやすい
- 「Japan」「Tokyo」「Travel」などのキーワードを意識
リスク3:継続の難しさ
これが一番のリスクかもしれない。
でも、僕はこう考えることにした。
「完璧を目指さない。60点でいい。」
週1本の投稿。編集は2〜3時間程度。
これなら、副業として十分続けられる。
まとめ:「もっとお金が欲しい」と思ったあなたへ
ここまで読んでくれて、ありがとう。
最後に伝えたいことがある。
「完璧を目指さなくていい」
僕もまだ始めてない。これから始める。
だから、「うまくいくかどうか」は分からない。
でも、調査した結果、「これなら現実的にいけそうだ」と思った。
まずは小さく始めてみる
いきなり大きな収益は無理。
まずは月に数千円。それができたらもう少し増やす。
小さな目標を一つずつクリアしていけばいい。
1年後の自分のために、今日から動き出そう
1年後、副収入があったら、人生が少し変わると思わない?
旅行にも行けるし、欲しいものも買える。
そのために、今日から動き出す。
僕も、この記事を書き終えたら、すぐにチャンネルを開設する。
一緒に、小さな一歩を踏み出そう。


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