仕事終わって家帰ったら、とりあえずYouTube開いちゃいますよね。ゲーム実況見たり、面白い動画見たり、アニメ見たり…気づいたら2時間経ってて「あれ、今日何してたんだっけ」みたいな。
でもふと、このままでいいのかな…って思うこと、ないですか?
「将来どうしよう」「このままでいいのかな」って漠然とした不安はあるけど、かといって勉強するのもめんどくさいし、何を勉強すればいいかもわからない。
実は、そんなあなたにぴったりな方法があります。それが「YouTubeを見る時間を、ちょっとだけ”学び”に変える」という方法です。
この記事では、今見てるYouTubeの時間を、無理なく学びに変えるコツを紹介します。1日30分でOK。いや、最初は10分でもいい。完璧を目指さなくていいんです。
実は社会人の9割、全然勉強してない【データで見る現実】
まず最初に、ちょっと驚くデータをお見せします。
社会人の平均勉強時間、まさかの6分
総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」によると、働いている人(有業者)が学習・自己啓発に充てる時間は、1日あたり平均6分なんです。
有業者が「学習・自己啓発・訓練に充てる時間は1日当たり 平均6分間。
(出典:社会人の勉強時間は1日6分間? 効果的な自己学習を実現する2つのポイントと代表的な学習方法|コラム|ラーニングエージェンシー)
6分ですよ。YouTube動画1本も見終わらないくらい。
でも、もっと衝撃的なのがこれ。
でも、勉強してる1割の人は1日2時間以上やってる
詳しくデータを見てみると、社会人の9割以上が勉強時間0分なんです。つまり、全然やってない。
つまり10人いたら実際に勉強している人は1人だけで、残り9人が全く勉強していないということになります。
(出典:【9割以上が0分】社会人の平均勉強時間は1日10分未満?)
でも逆に言えば、勉強している1割の人は1日2時間以上勉強してるんです。二極化がすごい。
つまり、ちょっとでも勉強すれば、それだけで周りと差がつくってこと。
1日30分の勉強で、平均の6倍差がつく理由
「1日30分って、そんなに効果あるの?」って思いますよね。これが意外とあるんです。
30分×365日=どれくらいの差?
計算してみましょう。
社会人の平均勉強時間が6分だとして、30分勉強したら平均の5倍。まあざっくり6倍としましょう。
5分だと仮定すると、30分で平均より6倍も勉強をすることができます。しかも100日で2,500分の差がつき、1,000日で25,000分(417時間)差です。継続すればするだけ差が開いていきます。
(出典:1日 “たった30分” の勉強でライバルに6倍も差をつけられる。早起きが苦手ならば「就寝1時間前」の夜勉強に全力を注げ。 – STUDY HACKER)
100日で2,500分の差。1年で約180時間の差。これ、結構デカくないですか?
「継続」が最強の武器になる
最初の1ヶ月は「え、これだけ?」って思うかもしれません。でも3ヶ月、半年、1年と続けていくと、積み重なった知識ってバカにできないんですよね。
これ、投資でいう「複利効果」に似てます。最初は小さいけど、続けると雪だるま式に増えていく。
9割の人が何もしてない中で、あなただけが毎日30分積み重ねてたら、そりゃ差がつきますよ。
なぜ「YouTube」なのか?【3つの理由】
「勉強するなら本読んだり、スクール通ったりした方がいいんじゃない?」って思うかもしれません。
でも、YouTubeには他にはない強みがあります。
①既に見てるから、ハードルが低い
これが一番大きい。
新しい習慣を作るのってめちゃくちゃ大変じゃないですか。「明日から毎朝6時に起きて勉強する!」とか、3日で挫折するパターン。
でも、YouTubeはもう見てるんですよね。アプリ開く習慣は既にある。だったら、見る内容をちょっと変えるだけ。
新しい習慣を作るより、既存の習慣を変える方が100倍楽です。
②無料で質の高いコンテンツが山ほどある
2025年現在、YouTubeは教育コンテンツにめちゃくちゃ力を入れてます。
YouTubeは学習・教育分野への投資も進めており、教育ツールでの動画表示の最適化、動画内のトピックをより簡単に詳しく学べる機能の提供、クリエイターがコースを制作できる仕組みの整備などを行っています。
(出典:YouTube CEO からのレター:2025 年の大きな投資 – YouTube Blog)
しかも「コース」っていう新機能も導入されてて、体系的に学べるようになってます。
本機能はクリエイターが再生リスト化した学習系コンテンツを無料、または有料で配信することで、より体系だった学びの体験を提供できるというもの。
(出典:YouTube、学習系コンテンツに適した新しい収益化方法などを公表)
昔は「YouTubeって娯楽でしょ?」って感じでしたけど、今は大学の講義レベルのコンテンツが無料で見れる時代です。
③「ながら学習」ができる
これ、地味に大きい。
通勤中、家事しながら、寝る前のベッドの中…YouTubeなら音声だけでも学べるコンテンツが多いんですよね。
実際、オンライン学習で使われているツールの約4割がYouTubeだそうです。
オンライン学習で使用しているツールはZoomが約7割、YouTubeが約4割
まとまった勉強時間を取るのは難しくても、スキマ時間なら作れますよね。
何を学べばいい?【ジャンル別おすすめ】
「YouTubeで学ぶのはいいけど、何を学べばいいの?」
これ、めっちゃ悩みますよね。
まずは「興味あること」から始めるのが正解
いきなり「プログラミング勉強しよう!」とか「英語やろう!」とか、意識高い目標立てても続かないんですよ。
義務感で始めても続きません。
まずは「ちょっと面白そう」「知りたいかも」くらいの軽い気持ちで選んでOKです。
迷ったらこの3ジャンル
それでも迷うなら、このあたりから始めてみるといいかも。
1. ビジネス・思考法系
世界史とか、経済とか、時事問題とか。「中田敦彦のYouTube大学」みたいなやつですね。
これ系の動画、意外と面白いんですよ。ニュース見てても「あ、これYouTubeで見たやつだ」ってなると、ちょっと嬉しい。
参考:日本で人気の教育系YouTuber10選・人気の理由と魅力を解説
2. スキルアップ系
プログラミング、デザイン、動画編集、語学など。何か具体的なスキルが身につくやつ。
「いつか副業したい」とか思ってるなら、こういうのから始めるのもあり。最初は「へー、こうやるんだ」くらいの気持ちで見るだけでもいいんです。
3. 自己啓発・心理学系
メンタルケア、習慣化のコツ、コミュニケーション術とか。
これ系は「今すぐ使える」ネタが多いんで、見てて損はないですね。仕事でもプライベートでも使えます。
【実例】俺が実際に見てるチャンネル
参考までに、人気の教育系チャンネルをいくつか紹介します。
- 中田敦彦のYouTube大学:時事問題、世界史、経済など幅広く。話が面白いから長くても飽きない。
- Stardy -河野玄斗の神授業:勉強法とか、数学の解説とか。東大卒の天才が教えてくれます。
- 予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」:理系の知識を楽しく学べる。意外と日常の疑問を解決してくれる。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります: 【学生・塾バイトにおすすめ】教育系Youtubeチャンネル37選【2025年最新版】
自分に合うチャンネル探すのも楽しいですよ。
続けるための3つのコツ【ズボラでもOK】
「最初はやる気あったけど、3日で飽きた」
これ、あるあるですよね。続けるコツを3つ教えます。
①ゲーム実況見る前に、1本だけ見る
これが一番効果的。
いつものYouTube開いたら、最初の1本だけ学習系の動画を見る。そのあとは好きな動画見てOK。
「学習動画→娯楽動画」のセットにしちゃうんです。習慣化のトリガーってやつですね。
最初の1本が10分の動画でも全然いい。それだけでも、何もしないよりは100倍マシです。
②倍速再生を活用する
YouTube、倍速で見れるの知ってました?
1.5倍とか2倍速で見ると、時間も節約できるし、集中力も上がります。慣れると普通の速度が遅く感じるくらい。
最初は1.25倍くらいから試してみてください。
③完璧を目指さない
これが一番大事。
毎日やらなくてもいいんです。
週に3日でも、2日でも、続けばそれでOK。「昨日やらなかった…」って自分を責める必要ないです。
「やらなかった日」があっても、また今日から始めればいい。そのくらいの気持ちの方が長続きします。
完璧主義が一番の敵なんですよ。
まとめ:今日から、YouTube見る時間をちょっとだけ変えてみよう
ここまで読んでくれてありがとうございます。
要点をまとめると:
- 社会人の9割は勉強時間0分。だから1日30分やるだけで差がつく
- YouTubeなら、既に見てる習慣を活かせるからハードル低い
- 最初は興味あることから始めればOK
- 完璧を目指さない。週に2-3日でも十分
「よし、明日から頑張るぞ!」じゃなくて、今日の夜、いつものYouTube開いたら、1本だけ学習系の動画を見てみませんか?
それだけでいいんです。
ゲーム実況も面白い動画も、そのあと見ればいい。でも最初の1本だけ、ちょっとだけ「学び」に使ってみる。
それを続けてたら、半年後、1年後の自分がちょっとだけ変わってるかもしれません。
少なくとも、何もしない9割の人たちよりは、確実に前に進んでます。


コメント