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やりがいと給料、どっちが大事?18歳で失敗した私のリアルな体験談

「仕事なんてしたくない」って思ってますよね。わかります。私も18歳の時、同じこと思ってました。

でも、社会人になって痛感したのは、「やりがい」を優先して就職すると、めちゃくちゃ後悔するということ。私は高卒で大手企業に入って、3ヶ月で「このままじゃヤバい」と気づきました。

結論から言うと、まずは給料を優先して、やりがいは後から探せばいいです。

この記事では、私の失敗談と、どうやってそこから這い上がったかをリアルに書きます。将来に漠然とした不安がある高校生に、少しでも判断材料を提供できればと思います。


目次

高卒で就職した私が「給料」を軽視して失敗した話

18歳の春、私は地元の大手企業に就職しました。安定してるし、親も喜ぶし、「とりあえずここでいいか」くらいの感覚でした。

当時の私は「将来起業するつもりだから、今の給料なんて関係ない」って本気で思ってたんですよね。でも、入社して3ヶ月くらい経った時、先輩社員の給料テーブルを何気なく見て、絶望しました。

「え、10年働いてもこの年収なの…?」

その瞬間、モチベーションが一気に崩壊しました。毎日出社するのが苦痛になって、「このままじゃ一生この年収で終わるのか」って夜も眠れなくなった。

なぜ失敗したのか?3つの理由

振り返ってみると、失敗の原因は明確でした。

1. 具体的な生活費を計算してなかった

18歳の私は、月20万円もらえれば十分だと思ってました。でも実際に一人暮らしを始めてみると、家賃、食費、光熱費、スマホ代…気づいたら月15万円は消えてる。貯金なんてほとんどできませんでした。

2. 「やりたいこと」が漠然としすぎてた

「起業したい」とは思ってたけど、何をどうするかは全く考えてなかった。ただ「いつか独立する」って夢を見てただけ。具体性ゼロでした。

3. 給料が低いと選択肢が狭まる現実に気づいてなかった

これが一番痛かった。給料が低いと、スキルアップのための勉強にお金を使えない。副業を始める余裕もない。転職活動だって、交通費がもったいなくて動けない。

給料が低いと、「やりがいを探す余裕」すら消えるんです。


「やりがい優先」の落とし穴【データで見る現実】

ここで冷静に、数字を見てみましょう。

日本の平均年収(2024年データ)は約443万円です。でも、業種によって全然違います。

  • IT業界:約500万円〜
  • 金融業界:約600万円〜
  • 製造業:約450万円
  • 小売業:約350万円
  • 介護業界:約300万円

一人暮らしの生活費は、だいたい月15〜20万円。年間で180〜240万円です。これに貯金、遊び、自己投資を加えると、年収400万円でもギリギリです。

さらに、将来結婚して子どもができたら…文部科学省のデータによると、子ども1人を大学まで育てるのに約1,000万円かかります。

「好きを仕事に」の現実は厳しい

「やりがいがある仕事」って、実は給料が低い傾向があります。

例えば、アニメ業界の新人アニメーターは月収10万円台なんてザラ。保育士や介護職も、やりがいはあるけど年収300万円前後。生活するので精一杯です。

私の友人に、「ゲーム制作が好きだから」とゲーム会社に入った人がいます。最初は楽しそうでした。でも3年後、過労と薄給で体を壊して退職しました。今は「好きなことを仕事にするんじゃなかった」って言ってます。

生活が苦しいと、好きなことも嫌いになるんです。これが現実です。


私が「給料優先」に考えを変えたきっかけ

転機が訪れたのは、入社して1年くらい経った頃です。

ある日、ノートに書き出してみたんです。「自分は将来、どんな生活がしたいのか?」って。

答えは意外とシンプルでした。

「家族と、大きな庭と畑付きの家に住みたい」

じゃあ、そのためにいくら必要なのか?ざっくり計算してみました。

  • 田舎の庭付き一戸建て:2,500万円
  • 頭金(2割):500万円
  • 住宅ローン月々:約8万円
  • 生活費(家族3人):月25万円
  • 合計:月33万円

手取りで月33万円もらうには、年収で約500万円必要です。

必要な金額が見えた瞬間、行動が変わりました。

「このままの年収じゃ無理だ。じゃあ、どうする?」

価値観を明確にする方法【3ステップ】

私がやった方法は、すごくシンプルです。

ステップ1:自分がお金を何に使いたいか書き出す

紙でもスマホのメモでもいいです。「旅行したい」「一人暮らししたい」「車が欲しい」「ゲーム配信用のPCが欲しい」なんでもOK。

ステップ2:ざっくりでいいから金額に落とし込む

Googleで「一人暮らし 費用」とか「ゲーミングPC 価格」とか調べてみる。完璧じゃなくていいです。だいたいの金額がわかればOK。

ステップ3:「いつまでに、いくら必要か」逆算する

例えば、3年後に一人暮らしを始めたいなら、初期費用50万円が必要。月々の生活費は15万円。じゃあ、手取りで月20万円は欲しい。

これだけです。完璧な人生設計なんて要りません。ざっくりでいいから、方向性を決めるんです。


給料を優先した結果、何が変わったか?

私は決断しました。「給料の高い仕事に転職しよう」って。

でも、高卒で特別なスキルもない私に、すぐにいい転職先なんてありません。だから、働きながら大学に入り直しました。夜間の大学です。

そして、給料の高いIT業界に狙いを定めて、プログラミングを独学で勉強しました。YouTubeの無料動画とか、図書館で借りた本とかで。

3年かかりましたが、最終的にシステムエンジニアとして転職できました。給料は以前の約1.5倍になりました。

給料が安定すると「やりがい」は後から追いかけられる

今は正直、仕事が楽しいわけじゃないです。でも、生活に余裕ができました。

  • スキルアップの勉強にお金を使える
  • 副業や趣味にも投資できる
  • 将来の選択肢が広がった

やりがいは「今すぐ決めなくていい」んです。

給料を確保してから、ゆっくり探せばいい。実際、私も今はもっとスキルを磨いて、将来的にはやりがいのある仕事にシフトしていくつもりです。


じゃあ、どうやって「給料の高い仕事」を選ぶ?

結論から言うと、業界選びが最重要です。

どんなに頑張っても、給料の低い業界にいたら限界があります。逆に、給料の高い業界に入れば、未経験でもそれなりに稼げます。

給料が高い業界の例:

  • IT業界(プログラマー、システムエンジニア、Webデザイナーなど)
  • 金融業界(銀行、証券、保険)
  • インフラ業界(電力、ガス、通信)
  • 建設業界(施工管理、電気工事士など)

高卒・勉強苦手でも稼げる選択肢

「IT業界とか、頭良くないと無理でしょ?」って思うかもしれません。でも、意外とそうでもないです。

1. IT業界

プログラミングは独学可能です。私も最初は「Hello World」すらわからなかったけど、YouTubeとか無料学習サイトで学べました。未経験OKの会社も多いです。

2. 営業職

成果報酬型の営業なら、学歴関係なし。結果を出せば稼げます。不動産営業とか、保険営業とか。ただし、向き不向きはあります。

3. 技術職

電気工事士、施工管理、整備士など。資格を取れば手に職がつきます。専門学校や職業訓練校に行けば取得できます。

「ゲーム好き」ならIT業界が意外と相性いい理由

あなたがゲーム実況動画を見るのが好きなら、IT業界は相性いいかもしれません。

プログラミングって、実はゲームみたいなものなんです。「こうしたらどうなるか?」を試行錯誤する感覚。バグを見つけて修正するのは、謎解きパズルみたいな感じです。

それに、IT業界はインドア派でもOK。在宅勤務も可能です。私も週2回は家で仕事してます。


今すぐできる3つのアクション

じゃあ、具体的に何をすればいいのか?

アクション① 自分の価値観を紙に書き出す

5年後、10年後、どんな生活をしたいですか?

  • 一人暮らし?実家暮らし?
  • 結婚したい?子どもは?
  • 車は欲しい?
  • 趣味にいくら使いたい?

ざっくりでいいです。今すぐ決める必要はありません。でも、方向性を考えるだけで、行動が変わります。

アクション② 必要な金額を計算してみる

Googleで「生活費 シミュレーション」って検索してみてください。一人暮らしなら月15〜20万円、家族と庭付きの家なら月30万円以上…みたいな感じで、だいたいの金額がわかります。

具体的な数字が見えると、「じゃあ、どれくらい稼げばいいのか?」が逆算できます。

アクション③ 読書とスキルアップを始める

まず、本を3冊読んでみてください。YouTubeの要約動画でもOKです。

おすすめの本3冊:

  1. 『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ) お金の考え方が根本から変わります。「給料をもらうだけが人生じゃない」って気づけます。
  2. 『転職の思考法』(北野唯我) どうやって仕事を選ぶか、キャリアの考え方がわかりやすく書いてあります。
  3. 『FACTFULNESS』(ハンス・ロスリング) 世界の見方が変わります。「自分が思ってるほど、世界は悪くない」って気づけます。

読書が苦手なら、YouTubeで業界研究を始めてみるのもありです。「IT業界 仕事内容」とか「建設業界 年収」とか検索してみてください。


まとめ:やりがいは「後から」でも手に入る

やりがいを今すぐ見つける必要はありません。

まずは給料を確保して、選択肢を増やす。給料が安定すれば、やりがいも探せます。

私も18歳の時は、何も考えてませんでした。でも、「このままじゃヤバい」って気づいて、少しずつ動き出した。完璧な答えなんて出せなかったけど、方向性だけは決めました。

今すぐ完璧な答えを出さなくていい。小さく動いてみよう。

紙に書き出すだけでもいい。Googleで検索してみるだけでもいい。本を1冊読んでみるだけでもいい。

その小さな一歩が、3年後、5年後のあなたを変えます。

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