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一人暮らしvs実家暮らし、生活費とメリット・デメリット比較

社会人になって数ヶ月。周りを見渡すと、一人暮らしを始めた同期もいれば、実家から通っている人もいる。「自分も一人暮らしした方がいいのかな?」って漠然と考えてるけど、正直、仕事で疲れてるし、今の生活を変えるのも面倒だったり。

でも同時に「いつまで実家にいるんだ」って思われるのも嫌だし、かといって一人暮らしして生活が苦しくなるのも不安。結局、どっちがいいのかわからないまま、なんとなく現状維持してる…そんな状態じゃないですか?

この記事では、一人暮らしと実家暮らしのリアルな生活費の違いと、それぞれの本音のメリット・デメリットを比較します。綺麗事抜きで、あなたの状況に合った選択ができるように、具体的な数字とともに解説していきます。

目次

一人暮らしと実家暮らし、生活費はこんなに違う【2025年最新データ】

まず、一番気になるお金の話から。「実際、毎月いくらかかるの?」ってところですよね。

一人暮らしの月々の生活費内訳

総務省の家計調査(2024年)によると、34歳以下の単身世帯(一人暮らし)の平均的な生活費は以下の通りです。

単身世帯の月平均支出は全国で16.9万円(2024年家計調査)

引用元:一人暮らしコスト完全ガイド2025

もう少し詳しく見てみましょう。

■ 一人暮らしの生活費内訳(月額)

  • 家賃:7〜9万円(東京23区の場合)
  • 食費:4〜4.5万円
  • 光熱費:約1万円
  • 通信費(スマホ・ネット):約6,000円
  • 交際費・娯楽費:2〜3万円
  • 日用品・その他:1〜2万円

合計:約17〜19万円

社会人一人暮らしの1カ月あたりの生活費の平均は約19万円程度

引用元:三菱UFJ銀行「一人暮らしの生活費」

正直、思ったより高くないですか?特に東京や大阪などの都市部だと、家賃だけで手取りの半分近く持っていかれることもあります。

新卒の初任給は手取りで約18〜20万円くらいなので、一人暮らしだとほぼ全額が生活費で消えてしまう計算になります。貯金?かなり厳しいですね。

実家暮らしの月々の支出目安

一方、実家暮らしの場合はどうでしょうか。

■ 実家暮らしの支出目安(月額)

  • 家に入れるお金:3〜5万円
  • スマホ代:約6,000円
  • 交際費・娯楽費:2〜3万円
  • 昼食代(外食):1〜2万円
  • その他(服・趣味など):1〜2万円

合計:約7〜10万円

実家暮らしの場合、自由に使えるお金と固定費相当分を合わせて約7万8,000円の余裕が生じ、年間で最大94万円程度の貯金が可能です。

引用元:社会人1年目の理想貯金額(Yahoo!ファイナンス)

一人暮らしと比べると、月に約8〜10万円も自由に使えるお金が増える計算です。

1年間でこれだけ差がつく!貯金額シミュレーション

手取り18万円の場合で、1年間の貯金可能額を比較してみます。

【一人暮らしの場合】

  • 手取り18万円 − 生活費17万円 = 余裕資金1万円/月
  • 年間貯金可能額:約12万円(ボーナス含まず)

【実家暮らしの場合】

  • 手取り18万円 − 支出8万円 = 余裕資金10万円/月
  • 年間貯金可能額:約120万円(ボーナス含まず)

差額:年間約108万円

これ、めちゃくちゃ大きい差ですよね。実家暮らしなら1年で100万円以上貯められる可能性があるのに、一人暮らしだと10万円程度。10倍の差です。

ちなみに、ソニー生命の調査によると、社会人1年目の平均貯金額は49万円だそうです。

社会人1年目の平均貯金額は49万円程度という結果が出ています。

引用元:社会人1年目の理想貯金額(Yahoo!ファイナンス)

実家暮らしならこの平均を余裕で超えられますが、一人暮らしだとかなり厳しい…というのが現実です。

一人暮らしのメリット・デメリット|自由だけど大変?

お金の話だけじゃなくて、生活の質的な部分も見ていきましょう。

一人暮らしの3つのメリット

1. 時間の使い方が完全に自由

夜中にゲームしても、朝まで動画見ても、誰にも文句言われません。帰宅時間を気にする必要もないし、休日に一日中家でゴロゴロしてても大丈夫。

一人暮らしの一番の良さといえば自由を謳歌できるという点。いつ友達を呼んでも、いつお風呂に入っても、帰宅時間が遅くなっても、誰にも何も言われないのが一人暮らしのメリットだ。

引用元:実家暮らしのメリット・デメリット(CHINTAI情報局)

インドア派で家で過ごす時間が長い人には、この「誰にも干渉されない」環境は結構大きいかもしれません。

2. 家事能力・金銭感覚が身につく

料理、洗濯、掃除、すべて自分でやらなきゃいけない。最初は面倒ですが、これが意外と生活スキルとして役立ちます。

あと、家計管理も自然と身につきます。光熱費がいくらかかるのか、食費をどう抑えるか、リアルに考えるようになります。

生活する上で必要な家事能力や金銭感覚が身につくことも一人暮らしをするメリットです。

引用元:一人暮らしVS実家暮らし(家具付き.com)

3. 人を呼びやすい

友達や恋人を気兼ねなく呼べるのは一人暮らしの特権。実家だと親の目が気になって、なかなか呼びづらいですよね。

一人暮らしの3つのデメリット

1. 生活費がかかる(これが一番キツイ)

先ほど見た通り、月17〜19万円かかります。手取り18万円だと、ほぼ残りません。趣味にお金使いたい、貯金したいって思っても、現実は厳しい。

家賃や生活費などをすべて自分で負担しないといけない点は、一人暮らしのデメリットとも言えます。

引用元:実家暮らしと一人暮らしの違い(クラモア)

2. 家事の負担が重い

仕事で疲れて帰ってきて、それから料理して、洗濯して、掃除して…正直、めちゃくちゃ大変です。仕事のモチベーションが低い時は、家事まで手が回らなくて部屋が荒れることもあります。

私の知り合いで一人暮らし始めた人、最初の3ヶ月は外食ばかりで食費が月7万円超えてました。自炊する気力がなかったらしいです。

3. 体調不良時に本当に困る

風邪引いて高熱出た時、一人だと本当にキツイです。買い物も行けない、料理もできない、でも誰も助けてくれない。

体調不良のときに困るのも一人暮らしのデメリットです。家族と暮らしていないため、看病してくれる人がいません。

引用元:一人暮らしVS実家暮らし(家具付き.com)

実家暮らしのメリット・デメリット|楽だけど成長できない?

次は実家暮らしについて。

実家暮らしの3つのメリット

1. 圧倒的に貯金しやすい

これは本当に大きい。先ほど見た通り、年間100万円以上貯められる可能性があります。

将来やりたいことが見つかった時、転職したい時、結婚資金が必要な時…貯金があると選択肢が広がります。

まず大きなメリットとして挙げられるのが金銭面。「食費」「光熱費」「家賃」といった負担がかからないので、貯金しやすいでしょう。

引用元:社会人の実家暮らしはいつまでアリ?(Smartlog)

2. 家事の負担がほぼない

帰ったらご飯ができてる。洗濯物は干してある。この「当たり前」が、実は超ありがたい。

仕事で疲れてる時、家に帰って何もしなくていいって、精神的にすごく楽なんですよね。自分の時間を趣味や休息に使えます。

実家であれば、料理や洗濯などをする必要もありません。自分は何もしなくてもいいので楽に感じ、自分のための時間もより増えやすいです。

引用元:社会人の実家暮らしはいつまでアリ?(Smartlog)

3. 家族のサポートがある

体調崩した時に看病してもらえる。困った時に相談できる。精神的な安心感は大きいです。

実家暮らしの3つのデメリット

1. 自立が遅れる可能性がある

家事をやらない、お金の管理も甘くなる…そうすると、いざ一人暮らしを始めた時に苦労します。

実家暮らしをしていると、「食費」「家賃」など、生活費の負担をしなくても生きていけますよね。そのためどうしても親に依存する傾向になりがちで、自分の金銭感覚が甘くなることもしばしば。

引用元:社会人の実家暮らしはいつまでアリ?(Smartlog)

ただ、これは「家事を手伝う」「家計簿をつける」など、意識次第で解決できる部分でもあります。

2. 家族との干渉・生活リズムのズレ

親から「今日は遅かったね」とか「休みの日は何してるの?」とか聞かれる。別に悪気はないんですけど、ちょっとウザいと感じる時もあります。

あと、お風呂やトイレが家族とかぶって使えない、とか。細かいストレスが積み重なることもあります。

実家暮らしの場合、お風呂やトイレなど、設備を共有するため自分のタイミングで利用できず、不便に感じることもあるでしょう。

引用元:実家暮らしと一人暮らしの違い(クラモア)

3. 周囲の目が気になる(場合もある)

「社会人なのに実家暮らし?」って思われないか、気にする人もいるかもしれません。

ただ、実際には地域や職場の文化によりますし、最近は「実家暮らしで貯金する」っていう選択を肯定的に見る人も増えてます。

社会人になるまでは実家暮らしでもしょうがないと考える人も多い傾向にあります。(中略)ですが社会人になると、お金の面でも心配が必要なくなります。

引用元:社会人の実家暮らしはいつまでアリ?(Smartlog)

【診断】あなたに向いているのはどっち?

結局、どっちがいいかは人によるんですよね。

■ 一人暮らし向きの人

  • 自由な時間・空間が何より大事
  • 家事をやる気力・体力がある
  • 収入に余裕がある(手取り20万円以上)
  • 人を呼んで遊ぶことが多い

■ 実家暮らし向きの人

  • 貯金を優先したい
  • 家事が苦手、やる時間がない
  • 仕事で疲れやすい、体調管理が不安
  • インドア派で家族との時間も悪くない

田中太郎さんのようなタイプ(仕事のモチベーション低め、インドア派、趣味は家でゲームや動画)なら、正直、今は実家暮らしでいいんじゃないでしょうか

無理に一人暮らしして生活費カツカツで趣味も我慢するより、実家で貯金しながら、やりたいことを見つける時間を作る方が賢いと思います。

「社会人なんだから一人暮らしすべき」なんて、誰が決めたルールでもないですし。

まとめ|焦らず、自分のペースで決めよう

一人暮らしvs実家暮らし、どっちが正解かなんてありません。

  • お金を優先するなら実家暮らし(年間100万円以上の差)
  • 自由を優先するなら一人暮らし(でも生活費はキツイ)

大事なのは、今の自分にとって何が必要かを考えることです。

「いつか一人暮らししたい」と思うなら、まずは実家で貯金して、資金を貯めてからでも全然遅くありません。「転職したい」「やりたいことが見つかった」そのタイミングで一人暮らしを始める、という選択肢もアリです。

周りの目とか、「社会人らしさ」とか、そういうのに振り回されないでください。あなたの人生、あなたのペースで決めていいんです。

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